の続きです。
占領が終わり、一九五二年に日本が独立を回復したとき、そして一九六〇年に安保条約が改定されたとき、どちらも在日米軍の権利はほとんど変わらず維持されたという事実が、アメリカ側の公文書でわかっています。つまり米軍の権利については、占領期のまま現在にいたっているということです。(p35)
沖縄にいる米軍は、1945年に沖縄に上陸して以降、80年近くも軍事的な占領を続けています。
しかも、嘉手納基地の隣にある嘉手納弾薬庫には、
もっとも多い時期には沖縄全体で一三〇〇発の核兵器が貯蔵されていました。これはアメリカの公文書による数字です。
緊急事には、すぐにこうした弾薬庫から核爆弾が地下通路を通って飛行場に運ばれ、飛行機に積み込まれるようになっていた。そしてショックなのは、それが本土の米軍基地に運ばれ、そこからソ連や中国を爆撃できるようになっていたということです。(p37)
国民の大半が知らない間に、
沖縄に核兵器が貯蔵されていたことも、
沖縄の嘉手納基地から、日本各地にある米軍基地(青森の三沢空軍基地、東京の横田空軍基地、山口の岩国海兵隊基地)に核兵器を運んでいた可能性があることも、驚愕です。
日本が非核三原則でも、米軍基地は治外法権だから核兵器を保有できる。
それが結果的に周辺諸国を牽制することになっているのかもしれませんし、
年間2000億円を超える税金(在日米軍駐留経費負担)を払って、米軍に軍事占領されている現状を見ると、
お金で世界最強軍隊を雇っているともいえますが、、、
その事実を知ると、核兵器を保有する米軍によって占領されている日本を、
北朝鮮をはじめ中国、ロシアが攻撃してくるわけがない気がします。
仮に、攻撃されたら日本は原発を含む核戦争の戦場となって滅びるだけですが。
にもかかわらず、なぜ大手メディアは北朝鮮や中国からの軍事圧力があるかのように煽るのか?
それは、日本政府を隠れ蓑にしたアメリカが、日本に欠陥武器を購入させるために防衛費を吊り上げる必要があるからでしょう。
そういえば、数年前に買った『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』に似たようなことが書いてありました、、、
アメリカ貧困層の救済措置として、軍隊加入が推進され続けているのを見ると、
アメリカ(米軍)支配による日本の歪な構造は、今後も続いていく可能性が高そうです。