先日高知へ行って、読みかけだった『自由民権』(色川大吉、1981)の存在を思い出しました。
帰宅後に読み終えたのですが…
明治時代の自由民権家たちは、政府(権力保持者)は必ず悪をなすものだという思想を持ち、
人民によるたえざる監視と批判活動が民主政治には不可欠だと考えていたそうです。
ゲッ、政府への見方が今と同じ…
今から約150年前、アジア初の国会開設要求の国民運動が日本全国で起こり、
民衆憲法草案が続々と起草され、抵抗権を行使した各地農民の蜂起により、
明治政府は崩壊の危機にまで追い詰められたそうです。
ただ、明治政府もこれを徹底弾圧…激しい人権蹂躙を繰り返していました。
そこでアメリカへ亡命した民権家たちは、アジア人に対する差別や迫害にあいながらも(今と同じ…)、
明治政府が秘密裡に進めていた、庶民の自由や権利を侵害する条約改正案の内容を機関紙を発行して暴露。
結果、条約改正交渉を中止に追い込みました。
他にも、関税権や裁判権を外国人に委ねることへの非難や、土地所有権を外国人に認める不利益についての建議書を当時の首相に対して送ったり、
日本に赴任するアメリカ公使に対等条約の必要性を直接説いたりしながら、
当時の日本で極端に制限されていた言論の自由を貫いていたようです。
帯状疱疹、リウマチ、血管系障害、心筋炎……「コロナワクチン後遺症」驚愕の調査結果を京大名誉教授が発表
翻って今の日本を見ると、新型コロナワクチン後遺症について、ようやく主要メディアが取り扱い始めました(上記は削除された…)。
しかしながら日本政府が、大手メディア等でワクチン接種を煽りつづけていた事実、
各地方公共団体・教育機関・民間企業等が、ワクチン接種を強制・半強制した事実は消えません。
ワクチン接種を拒否して勤務しつづける強さがなく退職した、私のような人もいたはずですが、
所属社会で村八分になることを恐れたり、退職・退学を選択できなかったりして仕方なくワクチンを接種した人もいたはずです。
当時、新型コロナウイルスが出てきたと各国メディアが騒ぎ立て、
エイズウイルスに有効なワクチンはいまだ開発されていないのに、新型コロナワクチンは異常なスピードで開発されました。
その間、新型コロナウイルス感染者数は激増したのに、インフルエンザ患者数は激減する不思議発生。
明治時代とは違う形で庶民を犠牲にし続けていますが、基本姿勢は変わらないようで…
当時の民権家の言うとおり、権力へのたえざる監視と批判活動は不可欠だと痛感しています。