前回二宮~小田原の12kmを歩いたので、今回は小田原から箱根湯本までの6.3kmを歩いてきました。
これまでより距離が短かったことと、真夏に比べて随分涼しくなったことで疲労が少なかったです。
小田原駅周辺は開発が進み新しい建物が増えていたり、道が広くなっていたりしました。
小田原駅西口を出発し小田原城を左にして、JR東海道線沿いを歩いていきます。
小田原でもお寺や神社が至るところに。
この大久寺は徳川家康の忠臣であった小田原城主大久保忠世公が建立したお寺だそうです。
浄土真宗のお寺も見かけました。
閉店していましたが「懐かし横丁」というお店があり、お店の壁に昔の看板がありました。
30分ほど歩くと箱根町に入りました。
参勤交代のために箱根越えの区間に宿場を作る必要がある、と江戸幕府から箱根宿の整備が命じられて、
小田原や三島から約600人ほどの移住者を募ったそうです(現在も残る小田原町・三島町の旧町名はそれぞれの移住者が居を構えたエリアの名残だそう)。
箱根宿が1つの宿場でありながら、小田原藩と三島代官所(宝暦期以降は韮山代官所)2つの領主を持つ特殊な宿場だったのは、そういう経緯があったようです。
そして、このような支配形態を持つ宿場は、東海道五十三次の中で箱根宿だけだったらしい。
箱根板橋駅から風祭駅を歩いてきて、練り物製品老舗・鈴廣の前を通過。
渋滞を横目に見ながら歩き、ようやく日本橋から88km地点に到達です。
風祭駅から少し歩いた場所で、日本で一二を争うほど鰻が美味しいといわれる「友栄」というお店を見かけました。
紅葉している山々が見えてきます。
箱根湯本駅まではあと少しのようです。
富士屋ホテルと箱根湯本駅が見えてきました。
河川敷では、太極拳をやっている人々。
開始から1時間半で箱根湯本駅に到着。
今回は距離が短かったので、かなり楽に感じました。
次回はとうとう山越えになりますが、どういった旅程にするか悩んでいます。
無理をせず、景色を楽しみながら歩けるように旅程を組みたいと思います。