海外生活者からよく聞くのが、日本以外の国・地域に住む人々はバカンスを楽しむために仕事をしていて、日常生活においても家族・パートナー・子ども・友人との時間を大切にしている旨(実際のところは不明ですが)。
それに対し、日本列島に暮らす大半の日本人はバカンスという概念はなく、ろくに休日も取れないまま仕事のために日常生活が年中犠牲になっている現実……
家族・パートナー・子ども・友人との時間よりも仕事を優先させられる旨です。
それは好きでそうしている訳ではなく(そうしている人もいるでしょうが)、そうしなければ成り立たない・そうしたスタンスを求められる生活が、日本では一般的だからです。
結果的に、経済を回すための奴隷となっている姿があります。
それはなぜなのか?
自分なりに考えた結果、
- 日本は資源のない貧しい島国なので、バカンスを楽しむような人々が増えてしまうとGDPが下落し、一気に国全体が貧しくなる可能性が高いから。
- 第二次世界大戦における敗戦国なので、勝戦国のスパイが日本を植民地化・日本人を奴隷化するために、メディアや教育を通じてそのような概念・常識の刷り込みを熱心に行っているから。
- 江戸時代から、庶民の大半がそういう性質で生きていたためそれが続いているだけ。
上記のどれか(もしくは全部)と予想。
どちらにせよ、現状日本に住む庶民は経済を回すためだけに、生まれ、働き、亡くなっているような印象を受けます。
それを象徴するのが、定年退職後も働く人々が多いことです。
働かない場合でも、特に趣味がないと自宅でテレビを観るか、図書館で寝るか、ジムで体を鍛えるかになっているような印象をうけます(特に男性。もちろんそうでない人も大勢いるでしょうが)…
個人的な予想では、退職後、十分な時間を使えるようになると、趣味や、それまでやりたくてもできなかったことに時間を割くのかなぁと思っていました。
が、それまで仕事一筋を求められてきた人々にとって、やりたいこと・趣味がいきなり生まれるはずもなく、せっかく十分な時間ができても持て余す生活となるようです…
いやもしすると、やりたいことや趣味に時間を割きたい場合でも、仕事を生きがいとする層や仕事を生きがいとさせたい層が、
「年金受給は遅らせたほうがいい」「生涯現役」「リタイアするとボケる」などという勝手な概念を押しつけて、趣味ややりたいことに時間を使う人を否定する風潮があるのかもしれません…
ただ、そんな同調圧力に屈して、趣味や「やりたいこと」をしないと後悔する気がします。
周囲の大人を見てきた結果、経済を回すためだけに生きるなんて鬼勘弁なので、
建前上は社会の空気に合わせつつ、本音の部分では趣味ややりたいことをやりながら、後悔しないように生きていこうと思います。