これまで何度か農薬の危険性をご紹介してきましたが、腸内環境が悪化している現代人は体内に不要物質が蓄積しやすいため、より農薬の影響を受けやすくなっているそうです。
それ以外にも、農薬・化学肥料まみれの農産物には、本来含まれているはずの栄養分が少量しか含まれていないことが多く、栄養不足になるとも言われています。しかも無農薬野菜は枯れるのに対して(水に浸けると元に戻る)、農薬・化学肥料まみれの野菜は腐ります(溶けます)。
ただ、だからといって有機栽培や無農薬栽培の農産物を買おうとしても、価格や産地に不安があったり、思うように買えないことも多いかもしれません。
その場合、農薬は水に溶けるものが多いので水でしっかり洗ったり、茹でられるものは茹でたりすることで、ある程度洗い流すことができます。ただ、そうはいっても完全に除去することは難しく、化学肥料とともに摂取してしまうこともあるはずです。
そうした場合は、農薬を体外排出してくれる根菜など食物繊維が豊富なものや、ねばねばした食材である納豆やオクラ、山芋などを摂取するのが効果的だといわれています。それらの食材を摂取することで、多少は危険回避できるのではないかと思います。
とはいえ、できる限り有機栽培や無農薬栽培の農産物を摂取して、市場における危険食材の割合を減らしていく必要があるとは思います。「自分には症状が出ていないから大丈夫」とか「自分はやられるはずがない」と思っていても、身体は着実に影響を受けています。
もちろん現代において健康を損なう原因は農薬だけではないですが、農薬の害は想像以上に危険なものなので、避けられるだけ避けたほうが無難だと思います。
意識して食生活を営まないと、農薬(および添加物)が主食となりかねない現代日本。できる限り農薬を身体に入れない、入れてもできるだけ排出する生活習慣を身に付け、体に負担が少ない食生活を送りたいものです。