四万十川は高知県西部を流れる川で、本流に大規模なダムが建設されていないことから「日本最後の清流」、また柿田川・長良川とともに「日本三大清流の一つ」とも呼ばれています。
高知駅から数時間かけて電車を乗り継ぐと、多数の沈下橋がある四万十市に着きます。沈下橋とは増水時には水面下に沈んでしまう橋のことです。今回は、高知にある沈下橋の中でも有名な岩間沈下橋に行ってきました。
電車内から見た四万十川です。遠く離れていても水質が非常に綺麗なことが分かります。エメラルドグリーンってやつですね。
この様な美しい川が昔は多くあったそうですが、経済発展とともに激減してしまいました。
電車に乗っている間に、いくつかの沈下橋を見ることができます。
江川崎駅という駅で下車し、駅前で自転車を借りて自転車で岩間沈下橋まで向かいました。トンネルや坂を何度も越えながら自転車をこぐこと30分、ようやく岩間沈下橋に到着です。沈下橋は交通アクセスがよくない場所にあることが多いため、タクシーで行くか、こうやって自転車で行くのがおすすめです(少しお尻が痛くなるけどね)。
橋の下から見た景色。通常の橋とは違い平らなので、通行者や人が落ちてしまわないか心配になります。
ちなみにこの橋は1966年に建設され、全長120m、幅員3.5mだそうです。橋の上はこんな感じでどう見ても狭い。個人的に、手すりがないのですれ違うのがおっかないです。慣れたら怖くないんだろうけど。
ただ、沈下橋は人工物だけどこういう造りなので、川の流れを邪魔しない自然と共存した橋なんだそうです。
岩間沈下橋を堪能した後、江川崎駅へ戻る途中に地元の市場がありました。今回は買いませんでしたが、きっと美味しい地元農産物が多く売っているんでしょうね。四万十川は水質が綺麗なうえ周辺地域の空気も綺麗なため、数時間の滞在でも身体が元気になることが多いそうです。
今回四万十川や沈下橋を見て、人は自然に生かされているんだということを改めて感じさせられました。神奈川県に住んでいるとなかなか行けない場所ですが、繰り返し行きたい場所の1つになっています。