日常生活を送っていると、体内には自然と重金属が入ってくるようです。
重金属には、水銀、鉛、カドミウム、ヒ素、アルミニウムなどがあり、高度成長期に起きた水俣病やイタイイタイ病の原因になった物質でもあります。
でも重金属のことを書きましたが、
重金属は魚、米、野菜などの食品のほか、地下水や大気、タバコ、殺虫剤、制汗剤、農薬、化学肥料、化粧品、予防接種の防腐剤など、あらゆるものに含まれています。
重金属を体内に取り込んでいても、体外へ排出する食材を摂取していれば影響も少ないようですが、何らかの原因で過剰摂取していれば、いつのまにか体内に重金属がたまってしまう可能性も考えられます。
重金属についての危険性について世間ではあまり触れられませんが、重金属が体内にたまると危険な健康被害がもたらされます。
特に、赤ちゃんや幼児、成長期の子どもの体内に重金属がたまると、発達障害や学習障害を発症する危険性があると言われています。
また、非行少年の毛髪からは高い確率で重金属が検出されるそうです。
重金属がもたらす健康被害には、以下のようなものがあるといわれています。
- 水銀 ― うつ状態、皮膚炎、眠気、しびれ、情緒不安定
- 鉛 ― 消化器官異常、神経症状、貧血、不安感、めまい、骨・筋肉の痛み、頭痛、腹痛、胎 児や小児の脳発達遅延
- カドミウム ― 悪寒、発熱、筋肉痛、気管支炎、間質性肺炎、肺水腫、肝臓・腎臓の損傷、腎不全、骨軟化症、骨粗しょう症、貧血、脱毛、食欲不振、疲労、血圧上昇、神経過敏
- ヒ素 ― 吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、剥離性皮膚炎、過度の色素沈着、骨髄障害、末梢性神経炎、黄疸、腎不全
- アルミニウム ― 腎臓障害、食欲不振、息切れ、筋肉痛、胃腸障害
少し怖くなりますが、それだけ重金属による健康被害は多いということなのです。
でも書きましたが、これらの重金属を体外へ排出するためには、玉ネギ、ニラ、ネギ、ニンニクなどの薬味摂取が効果的。
同時に、腎臓や肝臓などの消化器官を健康に保ちながら、適度な運動を日常的に行って汗をかくことが大切なようです。
重金属が体内へ入ってくることを避けられなくても、体外へ排出することはできるので、様々な健康被害から身を守るためにできることを続けていこうと思っています。