早朝が気持ちいい「平城宮跡」

そういえば先月、奈良へ行った際に平城宮跡へも行ったので、今回はそのことを書いておこうと思います。今回奈良へは横浜YCATから夜行バスで行ってきました。少々疲れましたが、意外にも人が少なく満足いく観光ができました。

横浜YCATを23時50分に出発し、JR奈良駅東口に6時過ぎに到着しましたが3月だったので到着時はかなり寒かったです。

到着後、まずは西口にある日航ホテルのお手洗いを借りに行きました。西口は、東口とは違って少し閑散としていましたが、バス停やホテル、病院がありました。

その後、JR駅構内の飲食店で朝食を摂り(「JR奈良駅グルメ「奈良のうまいものプラザ」がおすすめ」)、JR奈良駅西口からバスで10分ほどの距離にある「平城宮跡」へ行きました。

ただ、通常の路線バスで行ったため、観光案内図に載っているバス停とは違うバス停で降りることになり戸惑いましたが、バス運転手さんが親切・丁寧に教えてくれたおかげで、スムーズに行くことができました。ありがとうございましたm(__)m

どうやら「ぐるっとバス」というバスで行くと、安くスムーズに行けるようです。今回はやむなし、また次回。

こちらは復元された朱雀門。

9時にならないと中へ入れなかったために柵の外から見たのですが、復元された感が否めないにもかかわらず意外に迫力アリ。

当時、朱雀門の前では外国使節の送迎を行ったり、大勢の人が集まって歌垣なども行ったりしていたそうです。また、お正月になると天皇がこの門まで出向いて、新年のお祝いをすることもあったとのこと。

朱雀門の左右には高さ6mの築地があり、130haの広さの宮城をとり囲んでいて、朱雀門は衛士たちによって守られながら、平城宮の正門として権威を内外に誇示していたそうです。

朱雀門から線路を隔てて向こう側には、大極殿が見えます。ものすごい広さ…

朱雀門近くでは、お姉さま方が太極拳をされていました。

線路を超えて歩き、平城宮があったとされる場所に到着。都が長岡京へ移った後も、一時は平城京に都を戻そうとする動きもあったそうですが、そのまま都の跡は土の中に埋もれてきました。

その後江戸~明治時代になって、奈良時代の都の姿が徐々に明らかにされ、1952年には国の特別史跡に指定されました。1997年には平城宮跡を含む「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されて、さらに注目が集まっているようです。いまだに研究が続いているようで、敷地内には研究施設もありました。

大極殿に向かって歩いて行くと、途中で門がありました。がそのまま前進。ここの敷地内へは自由に入れるせいか、ランニングや散歩などをしている人を多く見かけました。

現在工事をしているようで、あちこちに工事中らしき様子を窺い知ることができます。

ちなみに大極殿は、天皇の即位、元旦の朝賀など、国家的儀式の時に天皇が出御する建物で、奈良時代の前半期では、国家的な儀式、つまり即位・朝賀・外国使節の謁見といった行事を、主に大極殿院・朝堂院で行ったと考えられています。

これが、朱雀門の真北約800mの場所に建つ「大極殿」です。大極殿も9時からなので入れませんでしたが、外から見るだけでもその迫力は十分でした。

正面約44m、側面約20m、地面より高さ約27mの平城宮最大の宮殿だったといわれ、国の最重要儀式のために使われていたといわれています。

今回観た平城宮跡だけでなく奈良には多くの遺跡があるようなので、今後時間をつくってゆっくりじっくり観光したいです。