北京市内を路線バスでのんびり観光

北京に初めて行ったのは10年以上前。

その際、エネルギーみなぎる街と人の雰囲気に惹かれ、以降繰り返し訪れることに。

結果、私にとっての北京は、数年間隔で訪れたくなる不思議な街です。

価値観の違いが埋められないので、長期間住んだり仕事をしたりするのは無理ですが、観光するのは好き(笑)

空港で爆発事件があったり、危険な実験を行っていたり、他民族を侵略したりなど…国や軍はやりたい放題ですが、街や人には魅力を感じます。

毎回北京空港に着いたら電車で市内へ。

空港から東直門駅まではエアポートエクスプレス(25元)、そこからホテルのある駅まで地下鉄で向かいます。

宿泊ホテルに荷物を置いたら 、路線バスで市内観光するのが定番コース。

運賃は基本1回1元(約16円)ですが、空調付バスは2元のことも。

毎回ICカードを使って乗車しています。

日本と同様、バス・地下鉄両方使えますし、少しお得になるのと1元を用意しなくて良いのでラク。

北京動物園近くにある「動物園駅」がバスセンターみたいになっており、そこに様々な路線バスが集結するので、毎回そこから乗っています。

始発なので座れるし、治安も悪くないのでお気に入りです。一度、北京駅から乗ろうとして治安の悪さを感じたことがあったので、以降はそこから乗っています。

好きなルートを走るバス(109や332)に乗っていると、観光地を通るので自然と観光もできて◎

交通渋滞している箇所が多いせいかクラクションも凄まじいですが、それも北京らしくて?好きです。

数年前に購入した、北京市内を走る路線バスの経路が載った本。

今はスマホアプリがあるので、こんなアナログを持っている人はいないかもですが、気に入っています。

ちなみに、109バスは西単、北海公園、故宮などの観光名所を通ります。

北京がいかに魅力的な街であったかは、親日家であるイギリス人外交官アーネスト・サトウがその「生活には去りがたいものがあった」と回顧しているほどです(『一外交官の見た明治維新・上巻』にて)。

こちらは地下鉄。

地下鉄はスムーズに移動できますが、景色が見えず面白くないので時間に余裕がない時以外は利用しません。

ただ路線バスとは違い、構内・ホームも含めてかなり綺麗。

10年前はホームも暗く、車内での物売りも多かった1号線や2号線も、今は清潔感溢れる空間です。

特によく利用する5号線はホームドアもあり、改札もホームも明るくて快適。

ちなみに、中国の地下鉄は手荷物検査があるので、その点では日本より安全かもしれません。

路線バスや地下鉄に乗って行く先といえば、北京の秋葉原と言われる「中関村」という場所。

清華大学や北京大学、人民大学などが近くにあります。

近くにはカルフールやECMallなどもあり、生活雑貨や食品などいろいろ買い物できて楽しいです♪

この先さらに開発が進みそうで、数年後が楽しみな場所でもあります。

ところで、北京滞在中の食事はというと、10回以上北京へ行って分かった美味しい食事処でも書いたように、百貨店に入っている日本食レストランへ行くか、持参した日本食をホテルで食べるかが多くなります。

それは水質汚濁のため、食事の選択肢が限られてしまうから…

結果、なるべく水道水を使っていない食事を選ぶことになります。

ちなみに、以前の私にとって北京という都市は、英気を養える場所・元気になれる場所でした。

ただ、今ではそれが自宅になっています。年齢・気持ち・環境の変化なのか、体が求めるものが変化していくのを実感している近頃です。