中国に住んでいた頃はいろいろ驚くことがありましたが、その中でも1番驚いたのは水道水が黄色かったことです。
日本では、蛇口から黄色い水が出てくるのを見たことがなかったので、とても驚きました。
特に、洗濯が原因で白い衣類が黄ばんでしまった時は、想定内でありながら落ち込みました、、、以降、中国では白い衣類は着ないことに。
ただ、そんな水で野菜を洗ったり、手洗い、うがい、歯磨き、入浴をしていて大丈夫なはずもなく、ある日自分の口臭が異様な臭いになっていることに気付き、自分の体が汚れていることを自覚しました。
黄色い水道水、現地の食事、大気によって、少しずつ体臭が変わっていたのでしょうが、自分ではなかなか気付けないものです。
とはいえ、当時は生活水全てをミネラルウォーターにすることは不可能だったので、諦めてその生活を続けていました。
ちなみに、安全な飲み水確保も容易ではありませんでした。
スーパーで売っているミネラルウォーターにも、安全なブランドと危険なブランドがあり、現地スーパーで売っている一般的なミネラルウォーターよりも高価格の、「農夫山水」という赤いパッケージのミネラルウォーターが安全と言われていたので、それだけを買っていました。
高いといっても500mlで2元くらいなので日本円で30円前後。他のミネラルウォーターは1元くらいだったので、いかに他のミネラルウォーターが安いか分かります。
水が綺麗な土地は、食べ物も美味しく健康を維持しやすい傾向にありますが、その逆は、、、もちろん地域によって違うため一概には言えませんが。
日本社会とは違って細かいことにこだわらない中国社会では、サッパリとした付き合いができるため、精神的健康は維持しやすいかもしれませんが、物理的健康の維持は難しい気がしています。
