【ドイツ・オーストリア周遊8日間】団体ツアー旅行記4月⑦ウィーン後編

【ドイツ・オーストリア周遊8日間】団体ツアー旅行記4月⑥ウィーン前編の続きです。

午後は計画通り、「王宮宝物館」(スイス宮)と「美術史美術館」へ行きました。

まずは王宮宝物館へ。王宮の入口がどこか分からず少々迷いましたが、運と勘で何とか発見。

王宮内には至るところに地図があるので、一旦入ってしまえば王宮宝物館(スイス宮)まではスムーズに行けます。

王宮内は工事中のところもありましたが、敷地全体が美しく、いつまでも見ていたい感じでした。

どういう道のりで来たのか覚えていませんが、いつのまにか王宮宝物館入口があるスイス宮中庭に到着。左上の階段を登ったところには、王宮礼拝堂入口があります。

王宮礼拝堂入口前にあった案内。王宮礼拝堂では毎週日曜日のミサで、ウィーン少年合唱団の美しい歌声を聴くことができます。幼少期に日本で聴いた記憶がありますが、いつかここで聴いてみたいです。

ちなみに、予定ではあのスイス門から入ってくる予定でしたが…

とりあえず無事に着けて良かった。ここまで来れば、王宮宝物館入口はすぐに分かります。

入口で、美術史美術館も観られるというコンビチケットを購入(1人22ユーロ)。事前リサーチでは20ユーロでしたが、値上がりしたようです。

でもその値段以上の価値があり、短い鑑賞時間でしたが、神聖ローマ帝国およびハプスブルク家の歴代皇帝による数々の財宝コレクションに圧倒されました。

展示品だけでも金銀財宝の数々だったので、収蔵品も含めると一体どれだけの財宝があるのか……ちなみに今回は使いませんでしたが、オーディオガイドに日本語はありませんでした。

こちらは「皇帝ルドルフ二世の冠」で、のちにオーストリア皇帝の冠となったもの。

眩い光を放つ宝石群、オーストリア皇帝の帝冠、10世紀より受け継がれてきた神聖ローマ皇帝の帝冠は現実離れした美しさでした。

 

「神聖ローマ帝国皇帝の冠」は、宝石がちりばめられていて息を飲むような美しさでした。

鑑賞時間は圧倒的に不足していましたが、主要の宝物だけでも見られて良かったです。暗闇の中で鑑賞するので、より輝いて見える財宝コレクションです。

見どころ満載のため、きちんと鑑賞すると3時間以上かかると思いますが、いつかまたじっくり見てみたいです。

お次は美術史美術館へ。王宮宝物館から出てスイス門を通ります。

後ろ髪引かれる感じ…

時間に余裕がないので、美術史美術館へ向かってそそくさ歩きます。

「本当はこの建物も鑑賞したいのにっ」と思いながら、王宮敷地内を横断。王宮から美術史美術館までは分かりやすく、スムーズに着けました。

マリアテレジア像を中央にして、左右に似たような建物が2つ並んでいますが、左側が美術史美術館、右側が自然史博物館です。マリアテレジアが手を差し伸べている方が美術史美術館です。

美術史美術館はハプスブルク家皇帝が収集した作品を中心に展示され、世界屈指のコレクションを誇るためにヨーロッパ3大美術館の1つともいわれています。

美術館入館後、正面大階段を登る手前右辺りに館内案内パンフレットがあったので、日本語のものを選びました。チケット売場が並んでいたので、スイス宮でコンビチケットを買っておいて良かったと思いました。

室内装飾だけでも美しいです。

今回は時間が限られているので、絵画が集結する1階だけを見ることに。1階と-0.5階にショップがありました。ちなみに、ここのオーディオガイドには日本語もありました。

大階段の天井画も壁画も装飾も、全て品があって美しい!

大階段の壁画にはクリムトが描いたものもありました。細部にもこだわった豪華な装飾は、展示されている作品にも負けない存在感と魅力があります。

アルブレヒト・デューラー「皇帝マクシミリアン1世」

ぺーテル・パウル・ルーベンス「皇帝マクシミリアン一世」

館内には数多くの椅子があり、ゆっくり鑑賞することができます。

午後2時半頃から見始めたのですが館内は空いていて、どの絵も見やすかったです。

ハンス・ホルバイン「ジェーン・シーモア」

 ピーデル・ブリューゲル「子どもの遊び」

 ピーデル・ブリューゲル「農家の婚礼」

ピーテル・ブリューゲル「バベルの塔」

ピーテル・ブリューゲル「雪中の狩人」

コクシー、ミヒール「人類の堕落」

ヨハネス・フェルメール・ファン・デルフト「絵画芸術」

デ・ヘーム、ヤン・ダーフィッツゾーン「果物飾りに囲まれた聖体」

ピーテル・パウル・ルーベンス「毛皮をまとった妻」

ラファエロ・サンティ「草原の聖母」

 

ディエゴ・ベラスケス「白衣の王女マルガリータ・テレサ」

ディエゴ・ベラスケス「青いドレスのマルガリータ王女」

ディエゴ・ベラスケス「バラ色のドレスのマルガリータ王女」

ディエゴ・ベラスケス「フェリーペ王子」

マラッタ、カルロ「聖母子」

展示面積が広くなく展示絵画も多くありませんが、有名な絵画が多いため鑑賞にはそれなりの時間を要します。親は名画の集結に、感動&興奮していました。

絵画以外にも、美術館内にあった世界一美しいといわれるカフェも覗いてみました。ここでお茶したかったけれど時間不足で断念。カフェを訪れたのは午後3~4時頃でしたが、並ばず入店できる様子でした。

上階からカフェの写真を何度も撮ったのですが、全てボケてしまって残念。でも美しかった!乏しい語彙力のせいで、素晴らしさを上手く伝えられないのが申し訳ないですが…

時間不足は否めませんが、素晴らしい絵画と館内装飾に酔いしれることができました。次回来る時は、十分な時間をとって隅々まで鑑賞したいです!

美術史美術館から出ると、目の前には自然史博物館が。ここもいつか見てみたい建物の1つです。

他にも今回は見られませんでしたが、ツアーでご一緒した方からお勧めいただいた世界一美しいといわれる図書館「プルンクザール」も見てみたい!

その後集合場所へ向かう途中、モーツァルト像や

ゲーテ像を見かけました。

美術史美術館から集合場所へ行く途中、いつのまにか道に迷って焦りましたが、親切な現地?親子に助けてもらって事なきを得ました……語学力の無さに情けなさ半分、助けてくれた親子への感謝半分の複雑な気持ちに。

その後夕食。前菜サラダ、メインにヴィーナー・シュニッツェル(カツレツ)、デザートにアプフェルシュトゥーデルをいただきました。

が、今日はまだまだ終わりません。これから、朝も訪れた世界遺産「シェーンブルン宮殿」の宮殿内見学と、宮殿大広間でのオーケストラコンサートを楽しみます。

シェーンブルン宮殿には1441部屋もあるそうですが、見学中に見た各部屋にはそれぞれ独特な魅力があり、金箔や漆を使った豪奢な装飾が施されていました。

ここはコンサート会場の大広間で、1814年のウィーン会議や、1961年のソ連とアメリカの東西首脳会談でも使われた場所だそうです。

大広間の長さは43m、幅10mもあり、宮廷が主催する舞踏会に使われたのも納得の広さです。揺れるロウソクライトも素敵。

宮殿内は撮影禁止でしたが、コンサート会場である大広間の撮影はOKでした(演奏中は撮影禁止)。こんな場所に身を置くと、人生であまり感じることのない華やかな気分に浸れます。

天井のフレスコ画にも惚れ惚れ。

さて、コンサート自体はC席(後ろの方の席)でしたし、雰囲気も堅苦しいものではなかったので、服装を気にすることはありませんでした。ただ、コンサート前にアクセサリーを付けるだけでも違うかも。

大広間の装飾を含む、上品な会場雰囲気のおかげで、コンサート開始まで待つ時間も有意義に感じられました。

演奏者の入場。

音響が良く、後ろの席でも素晴らしい音色が聴けました。美しい曲を聞いていると色々なことが思い出されて、涙腺が緩んでしまいます。

間に休憩をはさみながら、気品あふれる場所でのオーケストラコンサートに気分は高揚。アンコール演奏もしていただき、最後まで楽しめました。隣に座っておられた高齢ご夫婦のご主人が、リズムをとりながら曲に合わせて歌っていたのも最高でした。

本来なら眠いはずなのに、感動と興奮で何とも言えない気持ちに。

コンサート終了後、添乗員さんからシェーンブルン宮殿オーケストラコンサート演目を収録したCDをいただきました。CD自体にも驚きましたが、名前入りということにもビックリしました。

そんなわけで、ホテルに戻ったのは22時半…観光最終日は特にハードな日程でしたが、翌日帰国なので体力・気力を振り絞りました。

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