「ほうれん草・トマト・バナナ・ビタミンC」を摂りすぎない

ほうれん草、トマト、バナナの栄養価については、数十年前からマスメディアでも頻繁に取り上げられ、その高い栄養価ゆえに多食を促すような番組内容も多くありました。

また、ビタミンCも盛んに摂取させるような流れがあります。

しかし、ほうれん草、トマト、バナナ、ビタミンCは、

腎臓や尿の通り道にできる石(結石)の原因となる物質「シュウ酸」を多く含んでおり、食べ過ぎると危険です。

シュウ酸は、栄養の吸収を阻害する働きをするだけでなく、結石ができてしまうと腎機能に悪影響を与えて尿排出を妨げ、最終的には激痛をもたらす原因となってしまいます。

そのため、シュウ酸を多く含む食品を食べる際にはカルシウムを含む食品と一緒に摂取する

もしくは塩を入れないお湯で茹でると良いようです。

それは、シュウ酸がカルシウムと一緒に摂取すると体内に取り込みにくくなる性質があることと、

茹でるとお湯に溶けだす性質があるからです(塩を入れると、シュウ酸を食物内に閉じ込めてしまいます)。

そのため、

  • ほうれん草を摂取する場合は、かつお節や醤油と一緒に食べるか茹でる
  • トマトを摂取する場合は、安全な乳製品と一緒に食べる
  • バナナを摂取する場合は、安全な乳製品と一緒に食べる

など工夫が必要といえます。

ほうれん草やトマト、バナナ以外にもシュウ酸を含む野菜は多いため、

食べる際にはカルシウムと一緒に摂取するか茹でるかして、シュウ酸の吸収を抑える工夫が必要なようです。