ヴェルサイユ宮殿へは、パリ市内の駅からRER(高速郊外鉄道)に乗って、
「Versailles – Château – Rive-Gauche(ヴェルサイユ − シャトー リヴ・ゴーシュ)駅」で下車。
駅から約10分ほど歩くと到着します。
他にもいくつかアクセス方法があるようですが、この行き方が比較的安全で便利です。
Versailles – Château – Rive-Gauche駅からヴェルサイユ宮殿までの道のりは、明るく美しい景色が続きます。
ヴェルサイユ宮殿が見えてくると、毎回その神々しい存在感に圧倒されます。キラキラ!
ヴェルサイユ宮殿は、もともとルイ13世の狩猟の館として建築された慎ましい建造物でした。
が、その敷地がルイ14世によって選ばれて以降、1789年のフランス革命まで何世紀にも渡って、
フランス古典芸術を結集させた絶対王政のシンボルとして、また権力の中枢として発展していきました。
金色の門が特に光り輝いています。
こちらは、宮殿内にある礼拝堂。宮殿内はどこを見渡しても豪華な造りで、圧倒されるほどの装飾が天井や柱、絵画に施されていました。
これを建設していた当時の民衆は貧困にあえぎ苦しんでいたはずですが、、、それとは対照的な豪華な装飾を見ると、いかに格差の激しい時代であったかが分かります。
宮殿というよりも、美術館・博物館のようです。
大広間にも、壁や天井に巨大な絵画が飾られ、金の装飾があしらわれています。
豪華な装飾は、どの部屋にも隙間なく施されているのが印象的でした。
天井に埋め込まれた巨大な絵画と装飾があまりにも豪華なので、シャンデリアの存在を霞ませるほど。
こちらは、「鏡の回廊」と呼ばれる有名な場所。
1670年代、ルイ14世は王と王妃の大居室を建造させる際、象徴的な場所としてこの鏡の回廊を建設させました。
豪華絢爛な装飾品が飾られた鏡の回廊は、訪れた人々に国王の権威を誇示する場となっていたそうです。
こちらは、王の寝室。
こちらは、女王の寝室。可愛いけれど気品あふれる豪華なお部屋でした。
ただですね、人工的な豪華なものを見すぎると疲れるようで、、、ときどき外の景色を見ては目を休ませていました。
「皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠」の複製画もありました。
本物はルーヴル美術館にあるそうですが、複製画といっても同じ画家が描いたものだそうです。
壁や天井、柱の装飾がすごいだけでなく、巨大な絵が大量に飾られているのも圧巻です(自分の語彙力の無さにも唖然、、、)。
人物画がたくさん飾られている部屋では、壁から結構な圧を感じました、、、
ヴェルサイユ宮殿に飾られている絵画の多くは、人物画や戦争関連画、宗教画だったため、観ていてあまり気持ちの良いものではありませんでした。
また、室内装飾は豪華絢爛でしたが、当時の民衆の生活を思うと複雑な気持ちにもなりました。
ただ、そうした歴史的背景を学ぶ意味でも1度は訪れる価値があると思います。
ちなみに、ヴェルサイユ宮殿でも他のパリ市内の美術館同様「パリミュージアムパス」が使えるため、持っているとスムーズに入退場できて便利でした♪
ヴェルサイユ宮殿の詳細
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