『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』⑱アメリカへの自発的隷従状態

『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』⑰国際法上最下層の地位にある日本
の続きです。 こうして見てくると、戦後世界において日本にあたえられた国際的地位というのは、本当にきびしいものだったことがわかります。 (中略) 現在日本で手に入るもっとも信頼できる国連憲章の解説書である『コマンテール国際連合憲章―国際連合憲...

の続きです。

前回、戦後ドイツが周辺諸国に真摯に謝罪し、「過去の克服」を行うことで「独立」を果たしたことを書きましたが、

日本は、

戦後まもなく成立した冷戦構造のなか、米軍基地の提供とひきかえに、外交と安全保障をすべてアメリカに任せっきりにして、国際社会への復帰をはたしました。講和条約に通常書かれるはずの敗戦国としての戦争責任も明記されず、賠償金の支払いも基本的に免除されました。そして過去に侵略をおこなった韓国や中国などの周辺諸国に対しては、贖罪意識よりも、経済先進国としての優越感を前面に押し出すようになり、戦後七〇年のあいだ、本当の意味での信頼関係を築くことが、ついにできませんでした。(p241、242)

という風に、周辺諸国への対応がドイツとは全く異なるものでした。

戦後、アメリカによる日本国内メディアの情報統制が行われた結果、

アメリカにマイナスとなる情報は流されず(特に自民党政権時代は)、

アメリカの利益となる情報ばかりが流されてきたと思うので、仕方ない面もあったと思います。

実際、日本と周辺諸国との関係が良好であると軍需産業が儲からないため、

メディアを通じて、中国、韓国、ロシアとの関係が良好とならないよう国内感情を煽っていたはずです。

戦後アメリカは、世界中の戦争に関わって軍需産業で儲ける中で、

北朝鮮、中国、ロシアと同じか、それ以上に非人道的行為を行っています。

そうしたアメリカが、

沖縄での軍事占領、日本各地への米軍駐留、米軍基地における空域支配、米軍機による低空飛行などを行い、

国内法を適用せず日本国民よりも米軍の権利を尊重させている現実は、国際的に見ても異常です。

それだけでもおかしいのに、一貫して対米隷属が続き(自民党政権時代)、

アメリカの利益となる政策ばかりが行われているのを知ると、

日本は第二次大戦敗戦国だから仕方ないのか、、、とこれまで無理やり納得させていましたが、どうも納得できない。

仮に、「講和条約に通常書かれるはずの敗戦国としての戦争責任も明記されず、賠償金の支払いも基本的に免除され」た代償が、

現在の日本が結んでいるアメリカとの隷属的関係に通じるとすれば、一体いつまで続くのか。

アメリカは、国連憲章の敵国条項や、アメリカと各国が締結した安全保障条約を法的根拠に、

日本を敵国と見なし続けているという立場をとって、日本での違法行為を続けているのかもしれませんが、

どうやらそれ以外にも理由がありそうです。