以前、食品添加物(指定添加物476品、既存添加物357品…2024年3月1日時点)を調べていたときに、厚労省サイトと一緒に、以下の消費者庁サイトを見つけました。
安全性審査の手続を経た旨の公表がなされた遺伝子組換え食品及び添加物一覧(リンクを押すと、Excelが自動ダウンロードされます)。
上記Excelで、83品目の遺伝子組み換え添加物(GM添加物)の存在、そしてその開発元、さらに
添加物使用大国である日本以外の国で遺伝子組み換え添加物が多数開発されている現実、を知り唖然としました。
上記Excelによると、開発数ではノボザイムズというデンマークの企業が圧倒的に多く、
次に、ダニスコというアメリカの企業(元はデンマークの企業だが、2011年にデュポンが買収)、そしてDSMというオランダの企業が続いていました。
その他には、クリスチャンハンセン(デンマーク)、ジェネンコア・インターナショナル(アメリカ)、アイソバイオニクス(オランダの企業だが、2019年ドイツ企業BASFが買収)、ピュラトス(ベルギー)、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ(スイス)、
日本の企業では、江崎グリコ、天野エンザイム、オリエンタル酵母工業、日本食品化工、松谷化学工業が遺伝子組み換え添加物を開発しているようです。
日本の企業が遺伝子組み換え食品およびゲノム編集食品を開発していると知ったときもショックでしたが、、、遺伝子組み換え添加物まで開発しているとは。
同時に衝撃を受けたのは、デンマークの企業が遺伝子組み換え添加物を多数開発していること…
しかも上記Excelに記載されているのは、安全性審査の手続を経た旨の公表がなされたものなので、それ以外にも多数開発している可能性があります。
デンマークはオーガニック先進国と聞いたことがあったため、遺伝子組み換え添加物を開発する企業があるのが意外でした(それだけで判断するのは早計かもしれませんが)。
他にも上記Excelには、安全性審査の手続を経た旨の公表がなされた遺伝子組換え食品も掲載されていて、
遺伝子組み換えじゃがいも・アルファルファ・パパイヤ・カラシナは、全てアメリカの企業が開発。
遺伝子組み換え大豆も、ほぼアメリカの企業が開発(少しドイツの企業)。
遺伝子組み換えてんさい・なたね・わたは、ドイツとアメリカの企業が開発。
遺伝子組み換えとうもろこしは、ほぼアメリカとスイスの企業(少しドイツの企業)が開発しています(2017年に中国化工集団公司が、スイスの企業・シンジェンタを買収)。
上記でも書きましたが、やはり遺伝子組み換え食品にはアメリカの企業が関わっている場合が多いという印象です。