体温は、万国共通で36℃前後だと思っていましたが、世界の体温平均値は37℃なのだそうです。
最近読んだ『放射能に負けない体の作り方』(土井里紗著)にも、「人間の本来の体温は37℃前後」という記述がありました。
つまり、現代の日本人の大半は、本来持っているはずの体温から1℃近く下がっていることになります。
前褐書によれば「体温が1度下がることで、免疫力が37%、基礎代謝が12%、酵素の働きが50%落ちる」とのこと…
つまり体温から判断すると、現代の日本人の大半は、本来持っている免疫力・基礎代謝・酵素の働きを持っていないといえます。
これってかなり危険な状態なのでは…
ただ、『非常識の医学書』(安保徹、石原結實、福田稔著)によると、約50年前の日本人の平均体温は36.8℃とされていて、世界平均だったことが分かります。
それがいつの間にか、体温が37℃あると発熱や微熱と判断されてしまうような社会になっていて???です。
ちなみに低体温とは、
- 運動不足で筋力が落ちている場合
- 胃腸の働きが弱って、内臓自体の温度が下がっている場合
- 不規則な生活で自律神経が乱れている場合
- 砂糖やアルコール、カフェインなどを摂りすぎている場合
- 薬を飲み続けている場合
に起こるそうです(前褐書)。
そう考えると現代の日本人の大半は、低体温状態に近いのでは…と思ってしまいます。
こんな状況で、体温が高い外国人が摂取してきた、砂糖や油、小麦粉、乳製品など体を冷やす性質がある食品を、体温が高くない日本人が同じように摂取することは危険だと思います。
日本人が積み重ねてきた歴史の中で培った、日本人の体の性質に合った食事や医療などをもう一度再考する必要があると思っています。