歩き疲れたローマ観光、コロッセオ入口大混雑

「フォロ・ロマーノ」「パラティーノの丘」から、道に迷いながらようやく辿りついたのが「コロッセオ」。

地下鉄コッロセオ駅から行けば迷わなかったと思いますが、、、旅程上仕方なかったのです。

到着したはいいものの、コロッセオ入口付近は大混雑で、暑さもあってか入場前から激疲れ…

ただ、ローマパスを持っていたおかげで、並ばずスムーズに入れたのはラッキーでした。

コロッセオは、約2000年前に建てられた円形闘技場。

約5万人を収容できたといわれ、皇帝がローマ市民に娯楽を提供する場として、政治利用された場所です。

現在残っている全貌でも当時の1/3にすぎないというのだから、どれだけ大きな建物だったんだろ~

そんな5万人も収容できる大きさだったので、外周1周するのに20分もかかる、、、

訪れた時のローマの最高気温は40℃を超えていたため、風通しが悪く日陰が少ないコロッセオ内では、帽子や水分が必須でした。

コロッセオはもともと宮殿で、宮殿の池の水を抜いてから建築が始まったらしいです。

当時の高さは約50mで、現代建物の17~18階に相当するものだったそう。2000年前におけるローマ建築技術の高さを思い知らされます。

地下には、戦う動物や剣闘士を収容していたらしい。

ローマ帝国の領土は北はスコットランド、南はエジプトまで広がっていたため、アフリカからゾウやカバ、メソポタミアからライオンなどがローマに連れてこられたとのこと。

動物や剣闘士が、地下から真上のステージに運ばれるのにリフトが使われていたといい、地下にはリフトの痕跡が今も残されているそうです。

コロッセオには30機のリフトがあり、大勢の奴隷が巻上機を回してリフトを上下させていたらしい、、、

コロッセオの観客席は皇帝、議員、騎士、市民、奴隷と身分によって分かれていました。

また、当時のコロッセオは大理石で装飾されており、大理石製の客席が一部残っているそうですが、この時は確認できませんでした。

世界遺産とはいえ、ここで行われていたことを知ると長居したくない場所でした、、、もちろん、ローマの歴史を知る意味では行って良かったのですが。

コロッセオ横にあった、コンスタンティヌスの凱旋門。

残酷な歴史を持つコロッセオですが、1度は行く価値のある世界遺産だと思いました。