ぺんぎんメモ

館内施設によって映えるMOA美術館の国宝3点

time 2019/02/25

先日、2017年にリニューアルオープンしたMOA美術館へ行ってきました。過去訪れた時は2月ではなかったので(国宝は見れなかったけれど絶景のMOA美術館)尾形光琳の国宝が見られず残念だったのですが、今回はちょうど見ることができました。

MOA美術館には国宝3点、重要文化財66点を含む約3500点の収蔵品があるそうですが、それだけでなく館内施設も素晴らしいので、居心地良い空間を身体全体で感じることができます。

熱海駅からMOA美術館までは、熱海駅前にあるバス乗り場8番から約7分。熱海駅改札を出て、左側にあるスロープを進むとMOA美術館行きのバスが出ている8番乗り場があります(バスはICカード非対応だったので、小銭の用意をお勧めします。170円)。

ただ今回は時間があったので、熱海駅正面の第一ビル1階にある伊豆東海バス案内所で、MOA美術館入館券とバス往復乗車券がセットになったお得チケットを購入してから行きました(通常料金大人1940円→1640円)。分かりにくければ、ラスカ1階にある観光案内所で教えてくれます。

バスは平日にもかかわらず激混みでしたが、20分毎に運行しているのでそこまで不便ではなさそう。ただ、MOA美術館までの道は急こう配なので、例え7分間の乗車でも座って行ったほうがラクだと思います。美術館到着後も急こう配の長いエスカレーターが続き、ものすごい場所にあるのが実感できます。

館内は特別ギャラリーを除いて写真撮影OKなので(フラッシュは×)、国宝も重要文化財も皆写真を撮っていました。

まずは、尾形光琳の名作であり国宝の「紅白梅図屏風」(こうはくばいずびょうぶ)。こちらは18世紀の江戸時代につくられた作品。

こちらも国宝。京焼の大成者である野々村仁清の「色絵藤花文茶壺」(いろえふじはなもんちゃつぼ)です。17世紀の江戸時代につくられた作品。

そして古筆三大手鑑の1つとして知られる国宝、 手鑑「翰墨城」(てかがみかんぼくじょう)。奈良~室町時代の古筆切が311葉収められています。 上記写真は全て平安時代、弘法大師のものです。

古筆切とは、一般に平安~鎌倉時代における貴族の贈答品であった歌書の巻物や冊子を、1紙や1頁、数行に切断分割したもの。室町時代以降、茶の湯の掛物や手鑑にして名筆を鑑賞しようとする人々のニーズ、古筆切の保存しやすさが考慮されて、こうした手鑑が愛好されたようです。名筆のスクラップブックみたいなものですね。

平安時代、菅原道真『白氏文集』から切ったもの。

 平安時代、藤原行成のもの。

平安時代、紀貫之『古今和歌集』から切ったもの。顔真卿展で見た漢字の名筆も良かったですが、かな文字の名筆は品と柔らかさがあって違った魅力があります。これを明治時代、使用禁止にしたのは残念でした。

ちなみに前回訪問時同様(国宝は見れなかったけれど絶景のMOA美術館)、「能楽堂」と「黄金の茶室」(復元)は健在でした。501席もある能楽堂では、定期的に能が見られるようです。

来館者の多い時期みたいですが、リニューアルされたせいか全体的に広々としていて終始快適に過ごせました。特に、相模灘が一望できる大きな窓からの眺めは素晴らしく、以前同じような場所から見た景色よりも開放感に溢れていました。

加えて、置かれているソファーや椅子も、シンプルでありながらも上品かつ美しいデザイン。宗教による潤沢な財力によるものであるにせよ、そんな館内施設のこだわりは、展示品をより一層際立たせる役割を果たしているように見えました。

また、今回特別ギャラリーで展示されていた人間国宝である室瀬和美氏の作品も素晴らしいものだったので、また機会があれば訪れたい美術館の1つになりました。眺めるだけで心地良くなれるものって何度も見ても良いですね。

(MOA美術館)

  • 開館時間:9:30 – 16:30 (最終入館は16:00まで)
  • 休館日:木曜日(祝休日の場合は開館)
  • MOA美術館HP

       



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ぺんぎん

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奨学金完済を目指しながら、旅、食、自然、心理、(セミ)リタイア、海外移住、晴耕雨読生活などを 追い求めて暮らしています。

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