先日、二宮駅から小田原駅までを歩いてきました。だいぶ涼しい気候になってきたためか、今回は気持ち良く歩くことができました。
最初は肌寒いほどだった二宮駅前から出発です。空は曇っていました。
国道1号線の平坦な道を西へ西へと歩いて行きます。
少し歩くと日本橋から74kmの標識がありました。私たちの東海道を歩きは、藤沢から出発しているため、そのうち日本橋から藤沢まで歩く予定になっています。
これまでにも「旧東海道の名残り」の松が、歩道脇に生えているのを見てきましたが、ここにもありました。
「史跡東海道一里塚の跡」も。1604年、徳川幕府は江戸から京都までの街道を整備し、あわせて宿場を設け、交通の円滑を図りました。
里程の目標と人馬の休憩のための目安として、江戸日本橋から一里(約4km)ごとに、街道両側に9m四方の塚を築造し、塚の上には榎を植えたそう。
そしてここは、旧東海道において江戸から十八里(約72km)の塚に当たります。
少し歩いて、小田原市に入りました。
と思っていたら、再び二宮町に入りました…?
再び、小田原市へ入りました?
1kmごとに「日本橋から〇km」の標識があるので、歩く目安に丁度いいです。気持ち的にも励みになります。
いくつかの河川を横切る際に、川にいる鴨や鷺を見て心が和みました。
旧東海道の名残りと思われる巨大な松が、道路脇に堂々と生えていました。
直径は80cmくらいありそうです。
江戸から19番目の一里塚である、「東海道小八幡の一里塚」があった場所。
東海道名残りの巨大な松が所々に生えています。アスファルトを突き上げそうな勢いです。
日本橋からの距離が、記念すべき80kmに到達しました。と言っても、私たちは藤沢から出発しているので、実際は30kmほどですが…
鴨宮駅に近付き始めたところで、歩道が質の良いものに変わり、かなり歩きやすくなりました。
今回通った川では、頻繁に鷺を見かけました。
日本橋から83km地点です。
小田原宿に到着です。小田原駅まではあと2km弱です。
「小田原城址江戸口見附」の跡です。
小田原には丁寧な説明書がありますね。
小田原は、新幹線の駅を誘致して栄えたように見えましたが、近年は衰退しているように感じていました。しかし、最近再び駅前を中心に再開発をし始め、小田原城も改装し、街全体で再興を目指しているように感じます。
小田原は北条氏時代、大工が住んでいたので大工町と呼ばれるようになったそうです。その後、江戸時代になって商人も住むようになったらしいです。
小田原駅に到着しました。以前と比べて、駅前が少し明るくなった印象です。
駅には二宮金次郎像が。
今回は気候が涼しくなったおかげで、9月に歩いた時よりもかなり楽に歩けました。次回は小田原から箱根湯本を歩きます。