『腸が寿命を決める』腸内環境改善には食物繊維が不可欠

ここ数年、慢性的な下痢や顔の赤みに悩まされていたのですが、『腸が寿命を決める』を読んでそれらの原因が腸にあった可能性が高いことが分かりました。

というのも、下記の方法で腸内環境が改善していくにつれて、下痢も顔の赤みも消えていったからです。

激増する生活習慣病は怖い

年々、生活習慣病にかかる人やその予備軍も激増しているようで、体の不調を感じる人は多くなっているようです。

生活習慣病とは、脳卒中、心疾患、悪性新生物(ガンなど)、糖尿病、高尿酸血症(痛風)、脂質異常症(高脂血症)など慢性疾患とよばれる病気です。

この慢性疾患とは、主に自分の体内で発生する毒素によって全身が侵された結果、体に危険な症状が慢性的に続く状態。

この慢性疾患の怖さは、ひとつの生活習慣病から他の重い生活習慣病との合併症を引き起こし、命が危うい状況になることです。

生活習慣病の最たるものはガンで、近年、大腸ガン、肺ガン、胃ガンが男女ともに増えています(女性の場合は乳ガンも)。

また、最近激増しているのが糖尿病(食べる順番で「糖尿病を予防できる」)で、糖尿病が怖いのは「糖尿病性腎症」などの合併症を引き起こす点です。

腸内環境が命を左右する

こうした病気を防ぐために1番必要なことが、腸内環境を整えることだそうです。

近年、健康を維持するために腸内環境がいかに重要であるかが分かってきましたが、腸内環境が悪化していると、口臭や臭いおなら、吹き出物、慢性的な頭痛、脱力症状、無気力症などの原因になるといわれています。

腸は、生きていくために必要な栄養素と水分を体内に取り込める唯一の臓器(胃は、ビタミンB2、鉄、カルシウムなどを吸収する)なので、腸が健康であることが命を左右すると言ってもいいくらいなのです。

また腸は、病気を防いでくれる体の免疫システムの7~8割を担っていると考えられています。

しかしながた、腸の粘膜の細胞には痛みを感じる神経がないため、腸内で異常が発生して忍び寄る危険があったとしても気付くのが難しく、その結果、手遅れの状態になってしまうことが多いらしい…

そんな状態を防ぐために、現状、腸内環境がどういう状態にあるのかを知り、好ましくない状態であれば好ましい状態へ持っていくために、対応していくことが不可欠だと思います。

食物繊維の摂取量が減り、腸内環境が悪化

まず、現代日本人の体はよほど気を付けて生活していない限り、肉食、乳製品、パン食、加工食品の摂取により、肉漬け、油漬け、砂糖漬け、人工化学物質漬けになっています…

そうした食生活になったのは戦後以降ですが、それ以前は野菜や海藻、魚、大豆食品などの植物性たんぱく質中心の食生活でした。

そんな食生活の大幅な変化が腸に負担をかけたと考えられますが、特に、食物繊維を含む野菜の摂取量低下は、腸内環境を悪化させた可能性が高そうです。

なぜなら、食物繊維の摂取量が激減したことによって、小腸や大腸の粘膜にこびりついた汚れをきれいに掃除してくれる存在が減ってしまったからです。

さらに、食物繊維は大腸に住みついている善玉菌のエサにもなるため、食物繊維を摂取しなくなることで、善玉菌が減って悪玉菌が増えて、大腸の消化・吸収能力と免疫力を低下させることにも繋がってしまいます。

そうやって腸の働きが鈍化するにつれて、便秘や下痢になる可能性が高くなり、結果的に腸の汚れと便秘によって腐敗毒素や腐敗ガスが大量発生し、それが体全体へと広がって重大な病気へと繋がっていくのです。

大腸が汚れているかどうか

腸には大腸と小腸がありますが、重大な病気に繋がる症状が真っ先に現れるのは、大腸のほうです。

つまり、大腸が汚れていなければ、正常に腸が働いていると判断できます。

そして、大腸が汚れているかどうかが真っ先に現れるのが、便です。

便をみれば、大腸がその本来の役割をきちんと果たしているか、正常に機能しているかどうかが一目でわかります。

ポイントは、色、形、臭いです。

まず便の色ですが、理想的な色は、黄色に近い黄土色の便です。

それより色が濃い茶色や黒色に近付くほど、大腸が汚れていることを示しています。

濃い茶色の便は、肉や乳製品などの脂肪分の摂りすぎと考えられています。脂肪分を消化・分解するのは、十二指腸で分泌される胆汁とすい液で、胆汁は濃い茶色をしています。

つまり、脂肪分を摂れば摂るほど、十二指腸は多くの胆汁を分泌しなければならず、その結果、便の色がどんどん茶色になっていくのです。

黒い便や赤い便は要注意

また、黒い便は深刻な便秘を示すもので、脂肪分の摂りすぎはもちろん、長い間大腸に便が溜まっていたために、水分のほとんどが吸収されてしまった状態です。

さらに、そうした黒い便が長期間続くような場合、大腸より前にある消化器官の胃、十二指腸、空腸などから出血しているおそれがあり、胃ガンや胃潰瘍、十二指腸潰瘍の可能性があるので、早期に病院で検査を受ける必要があります。

また、赤い便が出た場合は要注意で、大腸内で粘膜の異常が起きて出血している可能性が考えられるので、一刻も早く検査をする必要があります。

腸内環境が良好な便の形

2番目のポイント、便の形ですが、腸が正常に動いていることを示す理想的な形は、バナナ位の太さの真っ直ぐで長くて表面が滑らかな便です。

表面が滑らかなのは、大腸の粘膜から薄い粘膜層がはがれ落ちて便を包んでいるためで、便をスムーズに排出するための腸液がきちんと分泌されている証です。

また、そういった便は力まずとも排出され、トイレットペーパーで拭いてもほとんど汚れません。

そうではない、細くて、短く、曲がった便が出てくる場合や、ウサギの糞のようにコロコロと小さい塊の便が多く出る場合は、大腸が非常に汚れており深刻な便秘状態を示しています。

またそれとは反対に、水のように流動状のものや粥状の便が頻繁に出る場合にも、大腸の汚れによって腸が正常に機能していないことを示しています。

こうした水溶性の便は、大腸の粘膜に、小腸で消化しきれなかったたんぱく質や脂肪分などが付着した状態であるため、大腸が食べかすから水分などを吸収できずに、そのまま排出されたものと考えられています。

腸内環境が良好な便の臭い

最後のポイントである、臭いですが、理想的なのはほとんど無臭な便です。

便に強い悪臭や腐敗臭があれば、非常に問題がある腸内環境であるといえるそうです。

便が臭う原因は2つあり、1つは腸内細菌の悪玉菌が、牛肉や豚肉、乳製品などの高たんぱく質・高脂肪食品を摂りすぎると発生しやすくなる化学物質のせいです。

もう1つの原因は、慢性的な便秘です。悪臭と腐敗臭が強くなるのは、便秘によって大腸内で便の腐敗が進み、大量の腐敗毒素と腐敗ガスが発生しているためです。

以上のようなチェックポイントを参考に、排便の際は便を観察するのが大切なようです。

そうすれば、現状の腸の状態を知ることができ、毎日の便を確認する習慣を付ければ、食習慣の乱れを自覚するきっかけにもなります。

腸を正常化するための食生活

先程のチェックポイントにより、腸が汚れている可能性が高いと気付いた場合は、食習慣と生活習慣の改善によって腸をきれいできる可能性があります。

まず、食習慣の改善ですが、重要なのは食物繊維の摂取です。

食物繊維を摂取すれば、もともと大腸がもっている消化吸収の働きがより促進され、腸液の分泌も正常化されるので、食べかすをスムーズに排出しやすくなり、便秘予防に効果があるのです。

また、食物繊維は、腸内細菌の善玉菌のエサになるので、善玉菌が増えて小腸で消化できなかった栄養素の消化が促進され、大腸における栄養素の吸収率・免疫力の向上にも繋がります。

食物繊維を多く含む食品は、玄米、大豆、ごぼう、ひじきなどですが、私はひじきに含まれるヒ素が心配なので、国産大豆や無農薬玄米、ごぼう、その他野菜を摂取しています。

また、以前は頻繁に摂取していた調理済み加工食品(惣菜、レトルト食品、冷凍食品)や市販菓子を食べないようにし、味噌、納豆、漬物などの発酵食品を積極的に摂取するようになりました。

発酵食品は、大腸にとって有益な乳酸菌類などの善玉菌を多く含んでおり、特に大豆が原料の味噌や納豆には、植物性たんぱく質が豊富で栄養も見込めます。

腸を正常化するための生活習慣

次に生活習慣の改善ですが、、、これは仕事をしている場合は、実行・継続することが難しいかもしれません。

ただ、できるだけ自然のリズムに沿った規則正しい生活をし、適度な運動をすることが大切なようです。

また、慢性的なストレス状態は、食習慣や生活習慣の乱れも起きやすくするため、そうした状態から脱出することも不可欠なようです。

ちなみに、市販薬(特に抗生物質)の使用を極力避けることも効果があるそうです。

それは薬によって一時的に症状を抑え込むことが、本来体がもつ自己治癒力や免疫力を低下させてしまうことになり、(特に抗生物質は)大腸の腸内細菌の多くを殺してしまうので、多用すると善玉菌と悪玉菌のバランスが崩壊し、結果として深刻な栄養障害や免疫力の低下、免疫異常などを起こしてしまう可能性が出てくるためです。

そうやって、少しでも食習慣および生活習慣を改善できれば、体が本来持っている力を取り戻せる可能性が高まります。

健康状態を維持するためにも、腸内環境には気を遣いながらこれからも生活したいと思っています。