11月は全国で紅葉が美しい季節です。先週、高野山・金剛峯寺へ行ってきたのですが、予期しなかった素晴らしい紅葉に遭遇し、神奈川から6時間以上かけて行った甲斐があったと感じています。
まず高野山駅到着後は、駅前の「和久」というお店で昼食を摂りました。高野山は精進料理が有名といわれていたのですが、あまり評判が良くないようだったのと時間的な問題で、駅前でお蕎麦を食べて昼食を済ませました。
6時間以上移動していたので、駅前で少し休めて良かったです。昼食を食べたら駅前からバスが出ているので、バスに乗って金剛峯寺方面へ行きました(普段は本数が少ないようですが、紅葉の季節で臨時のバスが出ていました)。
とりあえず、大門付近で降りて歩くことにしました。高野山の入り口にそびえる五間二階の楼門で、一山の総門らしいです。
大きくて朱色で印象的な門でした。中国の建造物に見られる模様があったので、文化の繋がりがあるのかな。
こちらは、中門です。金堂の正面手前の一段低い所に、礎石のみを残しています。
こちらが、金剛峯寺。高野山真言宗総本山のお寺です。
金剛峯寺の正門で、1593年に再建されたものらしいです。
金剛峯寺内は素晴らしい木造建築物で溢れていました。
右側に見えるのは鐘楼です。
総本山金剛峯寺という場合、金剛峯寺だけではなく高野山全体を指すのだそうです。高野山は、いたる所がお寺の境内地で、高野山全体がお寺という位置づけになっているのだそうです。
大伽藍に入っていきます。
不動堂という鎌倉時代末期に建てられたとされる仏堂がありました。国宝といわれるだけあり、細部まで素晴らしい建築技術が施されています。
鎌倉時代に建てられたものが現存していることがすごいです。日本の数多くの遺産は、地震や火事、空襲でなくなってしまっているので、こうして残っているものは非常に貴重です。
こちらが、根本大塔で、真言密教の教えを体現する象徴として建てられた塔だそうです。
高野山の本堂である金堂です。高野山の重要行事の多くが、この金堂で執り行われます。
歩きながら、金剛峯寺周辺の紅葉が1番美しかったと思いました。
金剛峯寺周辺を観光した後は、再びバスに乗り、今度は奥の院方面へ向かいました。
奥の院のバス亭で降りると、高野山で有名なお菓子「みろく石」が売っていたので購入。原料が良いせいか、粒あんがぎっしり詰まっているにも関わらず甘すぎずに美味しかった(一緒に購入した高野通宝は結構甘かったですが)。みろく石本舗の詳細はこちら。
奥の院方面へ向かって参道を歩いていきます。途中美しい紅葉風景もありました。
参道の両脇には、多くの個人・法人のお墓がありました。
樹齢数百年規模の立派な松も、数多く生えていました。
場所柄、撮影禁止の場所も多くありましたが、神聖な印象深い場所をじっくりと堪能することが出来ました。ただ、高野山はかなり広く、終始歩き通しだったので、歩きやすい靴を履いてきて正解だったと思います。
当初、山なので寒いと思っていましたが、快晴だったため寒さを感じることなく、終始暖かく過ごすことができました。素晴らしい景色を見ると、心も身体も元気になります!
アクセスが良くない場所でも思い切って足を伸ばしてみると、想像以上に充実した価値ある時間を過ごせるかもしれません。