数年前に比べて国内ホテルの朝食の質が落ちている

海外のホテルは不明ですが、日本国内ホテルで最近感じることは、

数年前と比べてホテル朝食の質が落ちているということです。

高級ホテルには宿泊したことがないため分かりませんが、シティホテルやビジネスホテルに泊まった印象では、同じプランで宿泊しても7~8年前とここ2~3年とでは、かなり朝食の質が落ちている気がします。

リピートしている所が少ないため厳密には比較できませんが、ホテルではなく旅館の場合は、地元密着の所に泊まることが多いせいか、近年宿泊した旅館数軒でも朝食の質が良くないと感じることはありませんでした。

一方、シティホテルやビジネスホテルの朝食(有料・無料どちらも)は、バイキング形式である場合が多く、見た目と匂いはマシに思えても、食べると明らかに質が良くないと分かる料理が増えてきています

特に、大手資本のビジネスホテルやシティホテルの朝食の質は、どんどん下がっている印象です。

想像でしかありませんが、それらのホテルを利用する大半の客が、種類豊富な朝食を求めている場合が多いため、各料理をそれなりの量を用意しようとすると、「見た目はマシでも質が悪い」朝食になってしまうのも無理ないのかもしれません。

または、日本人よりも体格の大きい外国人観光客が量を求めるため、それに合わせて質を落とした可能性もあります。

むしろ海外の都市部にあるホテルに、セキュリティーや利便性も含めて同じようなクオリティーを求めようとすると、国内ホテルの数倍の価格になる可能性が高く、以前のレベルが恵まれすぎていた可能性もあります。

とはいえ、単純に1990年代以降の日本経済の低迷で、ホテル業界が生き残るために質を落とした食材を使用し始めた可能性もあるため、各ホテルの優先順位によって事情は異なるのかもしれません。

ショックなことは10年以上食品業界にいたせいか、並んでいる定型料理を見ると、業務用チルド・冷食だとか、マーガリン・ショートニングが使われているとか、輸入冷凍野菜だとか、添加物まみれ等と感じてしまうことです、、、

そんなわけで今後国内ホテルに泊まるときは、できるだけ食事の質にこだわっている所を選ぼうと思います。