の続きです。
グアム政府が非常事態宣言を発令し、グアム住民15万人に避難命令を出したため、
ヒルトンにも住民の方々が大勢避難してきていました。
そのため、ホテル内にある24時間営業のcafe cino(軽食店)は連日大行列。
当初はサンドウィッチ1つを買うのに、1時間以上並ぶことに。
ただその後、room charge lineができて混雑は解消。
ちなみに今回の滞在中、食事の大半をこのお店でまかないました。
朝限定のイングリッシュマフィン(breakfast sandwich)や朝食セット(to go breakfast)、
PM12~8時に販売される食事メニュー(a ra carte limited menu)、
午後以降に焼きあがるパウンドケーキなどを、
夫と私双方の状態に合わせて組み合わせながら食事を摂りました。
避難命令が解除されるまでロビーには住民の方々が多く、
あらゆるコンセントでスマホやPC充電が行われていたので、
セキュリティなどホテル関係者がコンセントを封鎖していました。
ただ、後でネット等で分かったことですが、他ホテルと比較してヒルトンはかなり恵まれていたようです。
軍関係者や医療関係者(赤十字)、航空関係者が多く宿泊していたためでしょうか?
ホテル内Bon Voyage(お土産屋)では、現金のみですが毎日営業して水と食品を売っていましたし、
cafe cinoは毎日24時間営業、Islander Terrace(ビュッフェレストラン)も営業時間の変更はあれど、
毎日営業していました。
ホテル内においては、エレベーターが1台しか稼働していないこととタオル不足以外、
通常時とほとんど変わりありませんでした。
従業員の方々には心から感謝です。
グアム政府から最高警戒レベル(COR1)が発令されて3日間の外出禁止後、
グアム空港封鎖で帰国日未定が分かるとすぐに、ホテルフロントへ延泊をお願いしに行きました。
当時は停電・浸水・断水などの被害により、新規予約を受け付けていないホテルが多かったようで、
「1度チェックアウトしてしまうと、新たにホテルを探すのはかなり困難になる」と、
旅行会社のサイトで知ったためです。
「台風チャージで10%プラスされた宿泊料になる」説明を受けましたが、仕方ないと思いました。
延泊する期間を悩みましたが、1番帰国する可能性が高い日の前日まで延泊をお願いすることに。
何度もフロントに相談しに行っていてフロントの方が気を利かせてくれたのか、
早く帰国できることになって延泊をキャンセルすることになったとしても、
キャンセル料が発生しないようにしてくれていました。
結果、同じ部屋に延泊できて確かに助かったのですが、帰国日が決まり、
チェックアウトする際にショックな事実を知ることに。
それは、延泊でない時にはかからなかったwifi使用料、占有税(occupancy tax)が、
台風チャージが加算された宿泊料にプラスされていたこと、、、
結果、ヒルトンの中でも庶民的と言われるグアムヒルトンでも、それなりの価格になってしまいました。
また、room chargeを1日数回していたため、精算時にそれをチェックするのが大変でした。
ちなみに、帰国日未定は過去にも1度経験したことがあるのですが、かなりのストレスになります。
金銭的負担が生じるほか、外国語での交渉も必要になるし、刻々と変化する状況を把握して、
それに対応していかなければならないからです。
でも、今回これはこれでプラスの経験になった気が。英語も少しだけ上達した気がするし(すぐ忘れそうですが…)。
なんにせよ、夫とともに無事に帰国できて、今はホッとしています。
と同時に、一刻も早くグアム全土が復興・復旧し、住民の方々の生活が元通りになることを願うばかりです。
ちなみに、6月1日以降、タモン市内飲食店には営業再開し始めたところも多く、
マイクロネシアモール(ペイレススーパーマーケットも含めて)も営業再開しているようです。
台風通過後、PIC前にあるABCマートへも行ってみましたが、営業していて水や食品も入荷されていました。
ただ、赤いシャトルバスは6月11日まで運休。
その他、オプショナルツアーも再開未定なところがあるようです。
そんな状況ですが、明日以降も、引き続きグアム滞在記を書いていきたいと思います。