西郷隆盛ゆかりの地、鹿児島は市内も西郷隆盛一色【前編】

鹿児島市内観光は、鹿児島中央駅を基点として行うのが一般的らしいので、新幹線で鹿児島中央駅へ向かいました。駅ビル最上階には観覧車があり、観覧車からは桜島や錦江湾がよく見えました。

それでは、市内観光へと出発。鹿児島中央駅前バス停から出ている「カゴシマ シティビュー」という観光周遊バスがオススメです。この「カゴシマ シティビュー」は3路線あり、観光する場所に合わせて乗り分けるのがベストだと思います。1乗車190円のため、色々観光するなら1日乗車券(600円)がお得かもしれません。1日乗車券があれば、シティビュー以外の市電や市バスにも乗ることができます。

駅前広場には、海外渡航を禁じられていた江戸時代に海外留学をした人々の銅像がありました。幕府に対しては周辺の島へ行くと言って出港しましたが、途中でグラバー船に乗り換えて数ヵ月かけてヨーロッパに渡り留学したのです。

留学後はそれぞれ学んだ分野を生かして、後世の発展に尽力しました。

いくら海外援助があったとはいえ、鎖国中にも関わらず海外へ留学生を輩出する力を持っていた薩摩藩。国内でいかに力を持っていたかが分かります。

大通りに面した場所に建っているのは、大久保利通銅像。夜はライトアップされ、さらに目立ちます。鹿児島市内には観光名所が点在しているので、うっかり通りすぎてしまうことも。

バス乗車中に見かけた、坂本龍馬とお龍のモニュメント。

また、こちらは石灯籠(いしどうろう)とよばれる大きな灯篭。夜になると点火されて街の明かりとなります。

鹿児島市内中心部には、天文館と呼ばれる賑やかな繁華街があり、飲食や買い物などをするのに便利です。

地元百貨店「山形屋」もありました。創業約270年の老舗デパートらしい重厚な佇まいでした。

永田シロアリ研究所という会社前です。鹿児島で「殺し屋前で待ち合わせ」というと、この場所を指すそうです(笑)

バス車内からの撮影で恐縮ですが、西郷隆盛銅像です。1927年に西郷隆盛没後50年を記念して建立が計画され、1937年に除幕された銅像だそうです。本当の顔かたちとは違うかもしれませんが、上野にある像より勇ましい感じがします。

こちらもバス車内から。城山中腹にある西郷洞窟と呼ばれる洞窟です。西南戦争の最終局面、城山に立てこもった西郷隆盛一行がこの洞窟内で最後の5日間を過ごしたと伝えられています。

こちらは、城山展望台。城山は1877年西南戦争の最後の激戦地として知られています。鹿児島市内が一望できるだけでなく、桜島もよく見えます。

ここでは、野生タヌキも見かけました。ちょっと長くなってしまったので、続きは西郷隆盛ゆかりの地、鹿児島は市内も西郷隆盛一色②でご紹介。