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『チェルノブイリの真実』は隠され続けている①

time 2017/07/16

最近読んだ『チェルノブイリの真実』。

1986年のチェルノブイリ原発事故から10年が経過した、1996年に出版された本です。

著者の広河隆一さんのことは、約10年前にチェルノブイリ写真展をお手伝いしたときに知りました。

当時は、チェルノブイリが旧ソ連(現ロシア)にあるというだけで、具体的な位置さえ知りませんでしたが、今地図で見るとウクライナとベラルーシの間に位置していて、ヨーロッパ各国に近いことが分かります。

出典:http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2869.html

周囲は、ポーランド、チェコ、ハンガリー、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、ドイツ、オーストリア、イタリア、ギリシャ、スイス、フランス、ベルギー、トルコなど日本人観光客が多く訪れる国ばかり…。

中国で頻繁に核実験が行われていたときにも、シルクロードを旅するというNHKの番組が放送されていましたが、チェルノブイリ原発事故後も多くの日本人観光客がヨーロッパ各国を訪れていた印象があります。

そして、ヨーロッパ各国はチェルノブイリによる放射能汚染が施された食品を、当時から今に至るまで日本に多く輸出しています…。

話が脱線しましたが、この本には広河さんがチェルノブイリ原発事故が起きた周辺地域に14回も足を運んで掴んだことが分かりやすく書かれています。

原発産業を存続させるために様々な組織が、一般人に事実を隠し被爆させ続けている真実…

原発事故は人為的なミスではなく、設計上のミスという真実…

原発から出続けるゴミの最終処分場がないという真実…

そのゴミが放射線を発しなくなるまで、最低10万年かかるという真実…

原発を稼働させなくても電力は足りるという真実…

など、読んでいて怒りとともに虚しさがこみ上げてくる内容です。

が、福島原発事故が起きて6年が経過した今、この内容がより身近に感じられるところに本当の恐ろしさがあります。

「はじめに」のところで書かれている、「次のヒロシマ、次のチェルノブイリが刻一刻と準備されていることは、誰の目にも明らかだろう」という部分がありますが、それがまさに2011年に3月11日に起きた福島原発事故であり、それが起きるべくして起きた事故であったことを痛感します。

今日本で起こっていることは、当時チェルノブイリ周辺地域で起こっていたことと同じことだと思います。政府は真実を隠蔽し、医療関係者も政府の圧力により情報を隠蔽し、子どもたちの甲状腺が冒されていく…。

チェルノブイリ原発事故で全世界が汚染されたという事実をいまなお、原発を抱える国・原発を販売する国・原発によって利益を得ている機関、は認めていません。ですが、植物、動物、そして人間の体にはその影響が着実に表れています。

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