数年前、香川県高松市への移住を考えていたことがあります。
震災が起きてからいろいろ悩んでいた時期でもあり、短期滞在しながら就職活動をしていました。いくつかの会社から内定をもらったので、さあ移住しようと思っていたのですが、ここで生活することへの物足りなさを感じ、全ての内定を断って神奈川県に来てしまいました。
さて、そんな香川県高松市の玄関口であるJR高松駅前はちょっとした広場になっていて、スーパーやマンションがありました。人は少なく閑散としていましたが、清潔・開放的な雰囲気で治安は良さそうでした。
また、駅近くにある観光案内所やバスターミナルは、分かりやすくて利用しやすかったです。高松空港へのバスもここから出ていて、空港まで約30分とアクセスもいいです♪
他にも、オフィスビルが入った高層ビル、シティホテルがありました。
オフィスビル内には、コンビニ、土産屋、飲食店、本屋が入っていて便利そうでした。その中のラーメン屋で豚骨ラーメンを食べましたが美味しかったです♪
駅前から海側へ歩いて行くと、マンションが立ち並ぶ広場があり、さらに奥には開放的な住宅街が広がっていました。
高松築港からは瀬戸内海の島々への船が出ていますが、港があまりにも広くて、土地があり余っているような印象を受けました。車も人もほとんどいないけれど、時期によっては混むのかもしれません。
JR高松駅から西部・北部方面へ向かう電車に乗ってみました。
市街地を過ぎると、のどかな田園風景が広がります。
ちなみに単線です。
JR四国の路線はだいたい四国周囲を網羅しているので、時間はかかりますが移動はしやすそうです。
再び、JR高松駅周辺へ。
JR高松駅から信号を渡って徒歩5分ほどの距離に、琴電の高松築港駅があります。琴電は高松琴平電気鉄道の略称で、香川県内に3つの路線をもつ私鉄です。この琴電にJRから乗り換える人もけっこういました。左側には、高松城跡(玉藻公園)があります。
琴電のホームはこんな感じ。長尾線と琴平線、志度線があります(志度線は瓦町駅で乗り換え)。
琴電に乗って瓦町駅で降りると、三越や有名な丸亀商店街、スーパー、コンビニ、輸入食品店、飲食店、薬局、銀行、本屋、100円ショップ、特産品売場、服飾雑貨店があり、日常的な買い物に十分な印象を受けました。
短期滞在中も、「観光や隠居生活するには最適なんだけどなぁ」と何度も思いました。
が実際問題、高松市内に特別住みたい理由がないと、30代の私が1人で生活し続けるのには物足りない気がしました。
もちろん、実際に数年住んでみないと分かりませんが、目的がない中、縁もゆかりもない土地に1人で住み続けるのは難しそうです。そこでしかできない仕事があるとか、畑付きの中古一軒家で自給自足的生活をしたいとか、毎日キレイな海や川に入りたいとか、そこに住みたい明確な理由があれば別ですが…
今後、神奈川県からどこかへ移住する際に同じような理由で悩む可能性があるので、念頭に置いておきたいです。