現在、毎月2万円強の奨学金を返済していますが、そんな返済生活を始めてかれこれ10年近くになります。
学生時代、保証人不要の貸与型奨学金を毎月10万円借りていて、保証料5千円が差し引かれた残金9.5万円が口座に振り込まれていました。
学生時代にそんな奨学金を計470万円借りましたが、無利子のものではなかったので卒業後は利息を含めた500万円の支払いが開始。
今考えるとかなりの額…
とはいえ、ボーナス時などに数十万円単位で繰り上げ返済しながら毎月返済してきた結果、このままいけばあと10年で支払いが終わります(と言っても、まだまだ先は長いですが…)。
おそらく高給職に就いていれば、また実家暮らしならば、そして旅行や買い物で散財していなければ、
大学卒業後数年で返せたのかもしれません。
が、そうでない私の場合はなかなか減っていきません。
以前ときどき指定口座に残金が不足していて、奨学金を借りた先(独立行政法人日本学生支援機構)から至急の郵便はがきが届いたり、電話がかかってきたりして焦ったことがありました…
けっこう一杯一杯な生活をしていたんでしょうね…あまり覚えていませんが。
独身時代は家賃、光熱費、食費、結婚後も年金や健康保険料などの税金、通信費などの固定支出があり、
ある程度は貯蓄も必要なため、月2万円強の返済は苦しいという感覚が続いています。
そんな感じなので、なかなか繰り上げ返済もできない状況です。
そんな現状の支出をキツく思う反面、当時の私が地方から都内へ出てきて学生生活を送り続けるためには、バイト代以外に奨学金が不可欠だったことを考えると、感謝しているのも事実。
とはいえ、制度的にも名称的にも(奨学金というより学生ローンだろ)問題があるように見えるため、卒業と同時に数百万円の借金を、未来ある若者に背負わせるシステムには疑問があります。
そのため、もしこのブログを読んでくれている高校生がいたら、英語を勉強して日本の大学ではなく、外国にある学費無料の4年制大学へ入ることをおすすめしたいです。
そうすれば奨学金を借りずに生活・勉強でき、日本のブラック企業に勤めなくて済む可能性が高いからです。
そういう選択肢があってもいいんじゃないかと思います。
もちろん、「奨学金を数百万円借りたとしても日本から離れたくない、日本で一生暮らしたい」と思うなら、日本の大学へ進学するほうがいいかと思います。
しかしながら、「数百万円の借金を背負わなくても学位を取れるならそっちのほうがいい」と思う場合は、
外国の4年制大学(アメリカはお金かかると思いますが、北欧諸国は無料だったり安価な場合が多い)のほうが、能力を開花できる可能性が高いのかなと思います。
当時の私が仮に英語ができて、人生にいろいろな選択肢があることを知っていたら、日本国内の大学へ入らず違った人生を歩んでいたかもしれません。
とりあえず、一刻も早く奨学金を完済して自由な人生を歩みたいと思います。