ここ数年”チョコレートは体に良い”という風潮が強くなり、スーパーでもカカオ80%チョコレートなど、カカオ含有量の多いチョコレートを見かけるようになりました。
砂糖と植物油脂の塊
確かに、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、体の老化につながる活性酸素を抑える働きがあり、生活習慣病予防に有効と言われています。
が、売られているチョコレートの多くは、その効能を超えるほどの大量の油分と砂糖が含まれている場合が多く、とても生活習慣病予防になる食品とはいえません。
母を例にあげれば、10代の頃に市販チョコレートを大量摂取していたせいで、30年以上蓄膿症に悩まされていました(食べなくなって数年後に完治しました)。
カカオよりも砂糖や植物油脂のほうが安いために、そのようなチョコレートが売られ続けるようですが健康被害は深刻です。
砂糖は多くの病気の原因
まず砂糖ですが、体温低下を招き、ガンや糖尿病、不妊症、うつ病といった多くの病気を誘発する原因となっています。
しかしながら、スーパーや飲食店では、いまだに大量の砂糖を使用した食品が多く並んでいます。
例えば、パン、ゼリー、プリン、ケーキ、カステラ、チョコレート、クッキー、ビスケット、キャンディー、グミ、マシュマロ、炭酸飲料、果汁100%以外のジュース、某喫茶店のほとんどの飲料、レトルト食品、スナック菓子、アイスクリームなどが陳列棚の多くの割合を占めています。
これらの食品以外にも、砂糖はあらゆる食品に含まれています。
こうした砂糖による健康被害は酷く、過剰な摂取を続けていると老化も早まるといわれます。
植物油脂も多くの病気の原因
一方、植物油脂も多くの健康被害を招くといわれる危険な油で、アレルギーや糖尿病を招く恐れがあります。
それは「狂った脂肪」「悪魔の油」といわれるトランス脂肪酸を含んでいるためで、糖尿病やガン、うつ病、認知症といった病気を招く危険性が指摘されており、米国では使用が禁止されています。
にもかかわらず砂糖と同様、日本ではいまだに多くの食品に使用されており、政府は何の対策も講じていません。
それゆえ、チョコレートを買う際には、砂糖よりもカカオ含有量の多いもの、植物油脂の入っていないものを選び、砂糖や植物油脂の摂取を控えるようにしています。
ただ、カカオ含有量の多いチョコレート(70%以上)を空腹時に摂ると、カフェインの過剰摂取や有害金属摂取による体調不良を招く場合もあるので、注意が必要です(私は体調不良になりました…)。
また、大半のカカオ輸出国では児童労働の劣悪な実態もあるため、フェアトレード商品以外のカカオ含有商品は極力控えたいとも思っています。