【2泊3日奈良旅行】日本最初の世界遺産・法隆寺は国宝尽くし!見どころは世界最古の木造建築と仏像

の続きです。

「薬師寺東口」バス停からバスで約1時間、ようやく「法隆寺前」バス停に到着しました(上図①②番乗り場で下車)。

行きのバス旅で懲りたので、、、帰りは、上図③番乗り場からJR法隆寺駅行きのバス(72系統)でJR法隆寺駅へ行き、そこから電車でJR奈良駅へ戻る予定でいました。

が、帰りの時間に、③番乗り場よりも法隆寺に近い「法隆寺参道」バス停(上図の青〇)に、ちょうどJR法隆寺駅行きのバスが来たため、そこから乗車!ラッキーでした♪

「法隆寺参道」バス停からJR法隆寺駅行きのバスは(72系統)、だいたい1時間に3本運行しているようです。

さて、まずは観光前に、道路反対側にある「法隆寺iセンター」でお手洗いを済ませました。

そして、参道入口へ。

法隆寺 は、推古天皇と聖徳太子が用明天皇のご遺願を継いで607年に創建したお寺で、1400年以上の歴史があります。

飛鳥時代の姿を現在に伝える世界最古の木造建築として知られるだけでなく、約3000点の宝物が伝来したことにより世界的な仏教文化の宝庫となっています。

せっかくなので、そんな霊験あらたかなお寺の参道を歩こうとしましたが…

すさまじい砂利道で歩きにくそうだったのと、暗くて怖かったので、、、多くの人と同様、道路の歩道を歩きました。

歩道沿いには飲食店が立ち並び、時間帯によっては食事が摂れるようでした(残念ながら14時過ぎだったので、どこのお店も営業終了)。

参道をトコトコ歩いた先にあったのは、法隆寺の玄関口である南大門(国宝)。1438年に再建されたものだそうですが、両脇に広がる壁とともに重厚な造りでした。

法隆寺は、五重塔と金堂がある西院伽藍(さいいんがらん)と、夢殿がある東院伽藍に分かれているそうですが、まあ広い!

薬師寺も広かったですが、法隆寺は参道門から歩くとそれ以上の広さだと思います。

ただ、小学生の頃からずっと訪れたい場所だったので、滞在中は終始、感慨深く感じていました。

南大門からまた少し歩いて、ようやく西院伽藍の中門(国宝)が見えてきました。中門の中に安置されていた金剛力士像が立派で迫力がありました。

そういえば、日本で初めて世界遺産に登録されたのが法隆寺でした。

世界遺産と刻まれた石板も、他のお寺で見たものとは違って年季が入っています。

中門から真正面に見えたのが、大講堂(国宝)。

990年に再建されたものらしいですが、建立から1000年が経過したとは思えないほど、安定感のある建物に感じられました。

日本最古の五重塔(国宝)。

薬師寺1300年間一度も倒壊しなかった東塔(国宝)もそうでしたが、地盤がいいのか耐震構造&技術がすごいのかその全てなのか、建立から1400年以上経過した木造建築の建物が、美しい形で残っているのが驚愕です!

五重塔の細部。柱を支える動物?が、西洋建築の奴隷を彷彿とさせます…

大講堂から見た、金堂、中門、五重塔。

金堂(国宝)には、飛鳥時代・白鳳時代・鎌倉時代につくられた仏像が数多く安置されていました。

釈迦三尊像(国宝)、薬師如来像(国宝)、吉祥天(国宝)、四天王像(国宝)などです。

こちらは平安時代に建てられた、鐘楼(国宝)。鐘楼の反対側には奈良時代に建てられた、経蔵(国宝)がありました。

これらと連なって、西院伽藍の周囲を取り囲む数百mの回廊(国宝)も、飛鳥時代に建てられたものだそうです。この空間にいると、なんだか当時にタイムスリップしたかのような感覚になります。

しつこいようですが、やっぱり1400年前のものがこんなキレイな姿で現存していることには驚いてしまいます。

鎌倉時代に建てられた、聖霊院(国宝)。ご本尊である聖徳太子の尊像などが安置されていました。奥には、飛鳥時代に建てられた東室(国宝)があるそうです。

平安時代に建てられた、綱封蔵(国宝)。

この奥に食堂(国宝)、さらには百済観音堂を含む大宝蔵院があり、国宝や重文レベルの仏像などの宝物が数多く安置されているそうです。が、時間の関係上スルー。残念。

 

その後、奈良時代につくられた東大門(国宝)を通り、東院伽藍へ向かいました。

石畳を歩きながら、何とも清々しい気持ちになります。

四脚門(重文)を通り、東院伽藍へ。

礼堂などを修理しているようです。

奈良時代につくられた夢殿(国宝)。

左から、奈良時代に建てられた、伝法堂(国宝)。その奥が鎌倉時代に建てられた、絵殿と舎利殿(ともに重文)。

右が鎌倉時代に建てられた、東院鐘楼(国宝)と、その中につるされているらしい奈良時代の梵鐘。

パンフレットに載っていた境内図を見ながら、図の赤矢印通り歩きましたが、まぁ広かった!!健脚でないと歩き疲れてしまうかもしれません。

が、日本最初の世界遺産になるだけあって国宝ばかりで、神聖さが規格外でした!!

仏像もすごいのですが、個人的には世界最古の木造建築と言われる数々の建物が、今日まで美しい状態で現存している姿に何度も目を見張りました。

もう一度行って、その建築を細部まで、じっくりゆっくりこの目で見たい気持ちに駆られています。

今回初めて法隆寺へ行ってみて、広い敷地全体が霊験あらたかな気で満たされているような空間だったので、もう一度行って素晴らしい木造建築の細部を見ながら、その空間に身を置いてみたいなぁと思っています。

ただ、距離的に奈良市内からは離れていることを痛感したので(苦笑)、次回は電車とバスを効率的に使ってピンポイントでアクセスしたいと思います!