の続きです。
観光目的の旅行は、どうも過酷なスケジュールを組んでしまいがちですが、、、昨年の奈良旅行も同様でした。
交通手段が飛行機でなく新幹線だったこともあって、ギリギリまで観光時間に充てていたため、夕食はJR京都駅売店で購入して、新幹線内で食べたくらいです。美味しかったけど(笑)
そんな旅行最終日、法隆寺からJR奈良駅まで帰ってきた後、夫がどうしても春日大社と東大寺へ行きたいというので、JR奈良駅東口2番バス乗り場へ。
時刻表を見ると、平日ならそこそこ本数がある様子。
そこからバスに乗って(7・77・97系統のバスなら行けるみたい)、春日大社に1番近いバス停「春日大社本殿」で下車。
時間も時間のためか(確か16時頃)、到着後も敷地内には人がほとんどおらず、とりあえず春日大社の雰囲気を感じようと山方面へ。
歩いていると真新しい、阿倍仲麻呂の歌碑。
どうやら阿倍仲麻呂が吉備真備とともに唐へ出発する際、事前の壮行神事をここ春日の神地で行ったそう。
歌でも詠まれているあの春日に来れて、感慨深い~
季節も季節、時間も時間で、人が少ないこともあってか、霊験あらたかな雰囲気が漂っていました。
が、一応ここまで歩いたところで、かなり広そうな敷地面積と、傾斜が激しい道の連続が予想できたため、、、引き返すことにしました。
そばにあった境内図で春日大社の全貌を知り、その判断が正しかったことを確認、、、時間と体力が十分にないと難しそうです。
写真で見ると美しいのですが、引き返す道もなかなか膝にきそうな感じ、、、
途中、立派な角をもつ鹿と目が合うも、特に進展もなく通り過ぎる。
その後「春日大社本殿」バス停からバスに乗って、東大寺に近いバス停で下車。
信号を渡りながら春日大社参道入口が見えましたが、観光目的で参道入口から歩いて行くのは相当ハードな気がしました。
とはいえ、機会があれば歩いてじっくり参拝したい気持ちもあります。
信号を渡った後は、東大寺大仏殿の閉館時間が迫っていたため、足早に。
鹿に構えずちょっと残念。
いつもは人でごった返している南大門付近も、ほとんど人がいない。
数年前にも見ましたが、800年前の建物とは思えません。
なんとか閉館ギリギリで滑り込みセーフ。人が少ない分、いにしえ感5割増しです。
ここでも人が少ない分、大仏様と対面すると圧を強く感じます。
静かな大仏殿は、ちょっと怖いくらいでした。
それでも意外に時間があったため、夫は修学旅行以来の大仏殿内をじっくり眺めていました。
その後、夫の希望で興福寺へ。
もはや暗闇なのでほとんど見えませんでしたが、、、ライトアップされていたせいか五重塔は見えました。
次回奈良に来るときは、興福寺もじっくり見てみたいです。
JR奈良駅へ戻った後はコインロッカーから荷物を出し、京都駅行きの快速に乗って京都駅へ。そこから新幹線で帰りました。
ちなみに、快速電車の座席は進行方向とは逆向きになっていましたが、乗客の1人である年配男性が私たちが乗っていた車両の座席の向きを全部を直してくれていたので、私たちも真似して自分の周囲だけ直して座りました。
親切な方、この場を借りて御礼申し上げます。
奈良旅行はハードスケジュールでしたが、、、観光したい場所が多すぎたためやむなし。
奈良は、大人になったからこそ感じられる魅力が溢れる場所でした。
2泊3日奈良旅行記は、これにて終了です。