でも書いたように数年前までは冷え性が酷かったため、砂糖は、体を冷やさない砂糖大根が原料のてんさい糖を使っていました。
それが冷え性が改善したことと、てんさい糖の残留農薬が気になってきたことにより、一昨年くらいからサトウキビが原料の洗双糖や素焚糖(たまに黒砂糖)を使い始めました。
サトウキビが原料の砂糖は体を冷やすとはいえ、洗双糖、素焚糖、黒砂糖は、精製度が低いためミネラルを多く含み、体に良いことが知られていたからです。
他にも、サトウキビが原料の砂糖には上白糖や三温糖がありますが、これらは精製度が高いためミネラルをほとんど含んでいません。
しかしながら、先日数年ぶりに読み返した『長生きしたけりゃパンは食べるな』に、血糖値を急上昇させない砂糖はてんさい糖だけと書かれているのを発見、、、
血糖値の上昇という点では、サトウキビを原料としているものは、いずれも「×」(p147)
なのだそうです。
結果、糖尿病の夫がいる我が家では、洗双糖、素焚糖、黒砂糖、きび砂糖、上白糖、三温糖などサトウキビが原料の砂糖は全て、血糖値を急上昇させるため摂取しないほうがいいことが分かりました、、、
数年前から夫は糖尿病悪化を防ぐため、糖尿病の特効薬と言われる「あずきかぼちゃ」をほぼ毎日食べています(途中止めていた時期もありましたが)。
それ以外にも血糖値の急上昇を防ぐため、食事は野菜から食べることにしたり(食べる順番で糖尿病を予防)、白米と一緒に玄米も食べるようにしたり、糖尿病に効く食品を摂取したり(血糖値を下げるために食べている食)等、無理のない範囲で食生活を気を付けてきたつもりです。
ただ、自宅で作る料理やお菓子には全て、サトウキビが原料の砂糖(洗双糖、素焚糖、黒砂糖)を使っていました、、、
そのため、急遽それらの使用をやめ、血糖値が上がりにくいてんさい糖へ戻すことにしました。
残りの洗双糖・素焚糖・黒砂糖は私しか食べない料理やお菓子作りに使い、未開封のものは備蓄用に在庫しておこうと思います。
食が楽しみな人にとっては悲報ですが、
日本人は、遺伝的に糖尿病になりやすい体質を持っているといわれます。
古代からくり返される飢餓を生き抜いてきた私たちは、摂取エネルギーが少量であっても生きのびられるよう倹約遺伝子を保持しています。なので、食べ物があふれた飽食の生活には体が慣れていないとされます。摂取エネルギーが多くなってしまうと、インスリンのはたらきが追いつかずに、糖尿病を発症しやすくなるのです。(p88)
というわけで、
もともと糖尿病になりやすい民族でありながら、過度のエネルギー摂取や暴飲暴食、運動不足やストレス過剰な生活をすると、インスリンの反応が著しく低下します。これによって、糖尿病が起こ(p88)
るのです。
そのため、糖尿病になりにくい体質でない限り、飽食でストレスが過剰になりやすい生活を送っている場合には、GI値の高い食品はできるだけ避けたほうが、糖尿病の発症や悪化は防げると思います。
とはいえ、砂糖大根が原料のてんさい糖も砂糖であることに変わりはないため、たとえ糖尿病でなくてもあらゆる慢性的不調をもたらす砂糖全般は、今後もできるだけ摂取しない生活を続けていこうと思います。