の続きです。
他にも著者は、
保存料、糊料、タール色素、酸化防止剤等はそれぞれ発ガン性、遺伝毒性が懸念される添加物であって使ってもらいたくない。
離型剤の流動パラフィンも、発ガン性が心配される。昔は安全な植物油が使われていた。大量生産の時代で大規模な自動製パン機が導入され、流動パラフィンを使わざるを得ないのだそうである。(p30)
と批判しています。
製パンだけでなく、カップ麺、竹輪、かまぼこ、ハム、ソーセージなどの加工食品には、膨大な量の添加物が含まれている場合が多いですから、注意して買わないと添加物が主食になってしまいそうです、、、
個人的には添加物まみれの食品を避ける生活を続けていますが、完全に避けるのが不可能なほど、ありとあらゆる食品に入っています。
もちろん添加物のおかけで美味しい料理が実現できたり、長期保存が可能となったりしている現実もあるわけですが、体への悪影響は知らない間に進んでいる可能性が高いです。
ある地方の竹輪業者は、自分たちは竹輪の端のほうは食べないといいます。理由は、端のほうは白く見せるために漂白剤を多量に用いるからだそうです。
他にも、諸外国ではほとんど許可されていない劇物であるデヒドロ酢酸が、日本ではチーズ、バター、マーガリン等に許可されています。高温多湿でカビがわきやすい地域だからとはいえ、危険な添加物使用を許可するのは間違っていると思います。
にもかかわらず、食品添加物の中には比較的安全とされ、いくら使おうが無制限のものが138種類もあるそうです、、、信じられません。
そんな食品添加物にはビタミンやアミノ酸、グルタミン酸ソーダ、憐酸塩なども含まれているわけですが、蓄積作用があるので大量に摂ると有害となり、痛風、神経障害、骨粗しょう症等を引き起こす可能性があるそうです。
骨粗しょう症患者の増加には様々な原因があると思いますが、食品添加物の過剰摂取もその1つかもしれません。
たとえ厚生省のお役人が安全だといっても、どんな偉い学者が安全だといっても信用するわけにはいかない。彼等自身が知っているはずがないからである。数年前に禁止になった殺菌剤のAF2は、世界で日本人だけが十年以上も知らぬうちに食べさせられていたものであった。AF2は遺伝学者が細菌に突然変異を起こすために使う薬物であって、放射線に匹敵する傷害を遺伝子に与えるとみられている。こんなものを食品添加物として許可していた行政機関を信頼できるはずがない。
*AF2 …フリルフラマイド。かつて上野製薬が製造していた食品添加物。非常に高い効果をもつ防腐剤・殺菌剤として豆腐やソーセージに使われていたが、人間の染色体に異常を起こしたり、発ガン性があったり、肝臓内でさらに強い毒性をもつ別の物質に変化する可能性があったり、皮膚病や神経障害を起こしたり等問題が多発していたため、1974年に添加物としての使用が中止され、その後製造中止となった。(p27、28)
上記文章を読むと減塩は危険、天然塩をしっかり摂取するで書いた、薬品である塩化ナトリウムを塩として流通させた政府と日本専売公社(当時の大蔵省管轄)を思い出します(1949年)。
化学合成物質である塩化ナトリウムを塩として、国民に約50年間も摂取させ続けるような政府を信用するのは困難です。
上記以外にも馬鹿げた放射性物質の基準値設定など、役人や学者を信頼できない要因は枚挙にいとまがありません。
そんな風に政府や役人、法律には期待できないので、添加物まみれの危険食品に対しては自ら拒否する姿勢が不可欠。
そうやって安全性が高い食品を選択し続けることで、危険な食品を市場から排除し、自分と家族と未来の子どもたちの食環境を守り続けていく気持ちでいます。